Metaは2月27日(日本時間)、アジアを代表するファッションスクールである文化服装学院と提携し、「Meta 次世代クリエイター支援プログラム」を開講することを発表しました。Metaが提供するプラットフォームや最新テクノロジーの活用方法について学ぶ場を提供することで、学生がクリエイターとしての表現方法や、キャリアの可能性を拡げられるよう後押しします。
特別講座は今年6月から開講。来年3月までの期間で約20名を対象としたゼミ形式で行われ、文化服装学院の学生であれば所属する学科や学年を問わず誰でも応募可能です。全6回の講義には、Instagramを活用して情報発信することでファンを獲得し、自身のブランドを立ち上げたファッション系クリエイターや、AIやNFTなど新しいテクノロジーを取り入れたアート表現に挑戦するクリエイターなどを特別講師として招く予定で、学生たちが第一線で活躍する講師たちから直接学ぶことができる機会を設けます。
また、Instagramに投稿するリール(短尺動画)を実際に制作する、Threadsに適したテキスト主体のコンテンツを作るなど実践的な課題を組み合わせ、講師から学んだことをアウトプットしながら、自分ならではの表現方法を探ったり、新しい表現方法に挑戦したりすることを目指します。ファッションブランドやメディアなどMeta以外の企業とのコラボレーションも検討しており、クリエイターとして企業と関わる経験を得ることで、キャリアの可能性や選択肢を拡げられるよう支援する予定です。
本日2月27日には、特別講座の開講を記念し、Instagram責任者Adam Mosseri(アダム・モッセーリ)が文化服装学院を訪問しました。卒業制作の展示や実習室などを見学したあと、学内の人気施設である図書館内でファッション流通高度専門士科の学生30名を対象としたトークセッションを実施。「Instagramが人気を集めている理由についてどう分析するか」「Threadsは今後どのように改善していくのか」「若くして色々なことを成功させている秘訣は」などの質問に答えました。また、SNS利用状況や価値観について生徒たちからプレゼンテーションを行い、お互いに学びを得る時間となりました。
Metaと文化服装学院による特別講座について、Adam Mosseriは以下のように述べています。
「多くの利用者がクリエイターとつながることを目的にInstagramやThreadsを訪れており、彼らを支援することはMeta、特にInstagramにとって重要な注力分野の一つです。文化服装学院の学生たちはこれからのファッション業界を担うクリエイターの卵であることから、特別講座を提供することになりました。本講座を通して学生たちがこれまで触れて来なかった表現方法やキャリアの可能性を探り、ここから次世代のクリエイターたちが生まれることを楽しみにしています。」
また、文化服装学院 学院長 相原幸子氏は以下のようにコメントしています。
「文化服装学院は2023年に100周年を迎え、これからの100年、本校を発展させていくためには、伝統は残しつつ、新しいことに取り組む必要があると思います。今回、世界的企業であるMetaとの取り組みでは、グローバルな知見を得ると共に、SNS等を活用したブランディングと情報発信を実体験として学ぶことを目指しています。学生がクリエイターとして自立し、新しいファッションの成功の形と可能性を探る機会になることを期待しています。」
文化服装学院について
文化服装学院は日本最初の服飾教育学校として認可されて以降、日本のファッション教育の中心的役割を果たし、2023年に創立100周年を迎えました。コシノジュンコ、高田賢三、山本耀司、阿部潤一(kolor)、皆川明(minä perhonen)、高橋盾(アンダーカバー)、NIGO、熊切秀典(beautiful people)、落合宏理(FACETASM)、岩井良太(AURALEE)など国内外で活躍するデザイナーをはじめ、流行の最先端で活躍するクリエイターやスタイリスト、バイヤー、プレスなど様々な職種でファッション業界をリードする人材を輩出。30万人以上の卒業生たちは、日本のファッションを世界トップレベルまで押し上げ、その第一線で活躍し続けています。
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