Metaは4月22日(米国時間)、新しい動画作成アプリ「Edits(エディッツ)」をローンチしたことを発表しました。長時間のカメラ撮影、高度な編集ツールやデータに基づくインサイトなど、動画作成のプロセスで必要なツールがすべて揃っており、スマートフォン上で魅力的な動画を作成できるのが特長です。昨年以降、様々なクリエイターの意見を取り入れながら開発を進めてきましたが、今後も利用者のフィードバックをもとに新たなツールを追加していく予定です。
動画作成のためにデザインされた体験
Editsは、InstagramやFacebookだけでなく、どんなプラットフォームにおいてもクリエイターが自由に自分を表現できるよう、最も魅力的なクリエイティブツールを提供することを目標にしています。
動画作成には複数のアプリや複雑な作業が必要になることが多く、クリエイターにとってそれが課題になることもあります。Editsは以下のような機能を備えているため、ひとつのアプリで動画を作成するためのプロセスを一貫して行うことが可能です。
- シンプルな操作方法:長時間のカメラ撮影(最長10分)、簡単なプロジェクト管理。InstagramやFacebookに直接シェアすることができるほか、透かし(ウォーターマーク)が含まれない動画を高品質でエクスポートし、他のプラットフォームに投稿することも可能
- 強力な編集ツール:クリップ単位の編集が可能なフレーム精度の高いタイムライン。自動補正、グリーンスクリーンやトランジションなどのエフェクト
- データに基づくインサイト:効果的だった点や改善点を分析できるよう、スキップ率など動画の配信(ディストリビューション)に影響を与える要素をリアルタイムで表示
利用者のフィードバックを取り入れた開発
短尺動画を作成する際のニーズを最大限に満たすアプリを提供するために、クリエイターとのコラボレーションはEditsの開発において必要不可欠なものでした。昨年以降、多くのクリエイターの協力のもとに様々なコンセプトでテストを行い、フィードバックを取り入れてきました。また、一部のクリエイターにはローンチに先駆けてEditsを試してもらいました。
今後の展開
今後も利用者からのフィードバックをもとにEditsを改善していく予定で、すでに以下のような機能の開発に取り組んでいます。
- キーフレーム:特定の瞬間をキーフレームとして設定し、動画のタイミング、モーションやエフェクトを調整
- 修正:AIエフェクトを使って動画のトーンやムードを簡単に変更
- コラボレーション:フィードバックを得たりアイディアを発展させたりするために動画の下書きを友達や他のクリエイター、企業(ブランド)と共有
- クリエイティビティ:フリー素材を含むより豊富なフォント、テキストアニメーション、トランジション、ボイスエフェクト、エフェクトや楽曲のオプション
今後、クリエイターや利用者などのコミュニティがEditsを使ってどのような動画コンテンツを作るのかを楽しみにしています。Editsを利用するには、アプリをダウンロードしてInstagramのアカウントでログインしてください。