Instagramは10月19日(日本時間)、第49回衆議院議員選挙が今月31日に行われるのを受け、国内外で若年層を中心に支持を集めるグラフィックアーティスト・VERDYさん(@verdy)がデザインした「選挙スタンプ」をローンチします。また、選挙直前の10月27日には、若年層の利用者が抱えている選挙に関する疑問を解消し、投票への参加を促すことを目的としたライブ配信イベント「Instagram 選挙Day 2021 衆院選に参加しよう!」を開催します。
選挙スタンプ
本日19日から選挙当日の31日までの期間限定で、Instagramストーリーズで使用できる選挙スタンプをローンチします。選挙スタンプは選挙への関心・関与を高め、投票に参加することを促す目的で2018年11月に米国で初めてローンチしました。日本では、第25回参議院選挙に合わせて2019年7月に導入しており、今回が2回目になります。
デザインを手がけたのは、国内外で若年層を中心に支持を集める日本人グラフィックアーティストのVERDYさん(@verdy)です。VERDYさんは、2020年の東京都知事選挙において、投票した方にオリジナルデザインの缶バッジを配布する「GO VOTE TOKYO」を実施するなど、若年層の投票参加を促す活動に取り組んできました。今回、Instagramの取り組みに賛同いただき、投票への参加を呼びかけたり、投票したことをフォロワーに報告したりする際に使える3種類のスタンプをデザインいただきました。
今回の取り組みについて、VERDYさんは以下のように述べています。
「自分のスタイルは日常生活の中で感じたことや思ったことを作品にするのですが、30代になって政治や選挙に興味を持つようになり、前回の都知事選挙のタイミングで、投票したら缶バッジをプレゼントするというキャンペーン“GO VOTE TOKYO”を自分でやりました。今まで選挙に行っていなかった10代、20代の投票率が上がれば良いなと思い、今回、Instagramの取り組みに参加しました。Instagramと一緒にやることで沢山の人に届いて、政治に興味を持ったり選挙に行くきっかけになればと思っています。」
スタンプの使い方は以下の通りです:
- ストーリーズの投稿画面でスタンプトレーを表示し、選挙スタンプを選択します。スタンプをタップし、デザインを変更することも可能です
- 写真や動画にスタンプを貼り、ストーリーズに投稿します
- 他の人がシェアしたストーリーズ投稿に選挙スタンプが含まれる場合、スタンプをタップすると「衆院選の情報はこちら」というメッセージが表示されます。タップすると、選挙ドットコムの衆議院議員総選挙特設サイト(https://shugiin.go2senkyo.com/49/)が表示され、自分の選挙区を検索したり、候補者一覧などを見ることができます
選挙スタンプは10月31日(日)23時59分まで利用可能です。
選挙について疑問を解消するInstagramライブを実施
また、選挙直前の10月27日(水)20時より、若年層の利用者が抱えている選挙に関する疑問を解消し、投票への参加を促すことを目的としたライブ配信イベント「Instagram 選挙 Day 2021 衆院選に参加しよう!」を開催します。本イベントには、株式会社カエカ代表取締役でご自身もスピーチライターとして活躍する千葉佳織 氏(@goodspeak.kaeka)、Instagramで政治の情報を分かりやすく発信を行う NO YOUTH NO JAPAN代表の能條桃子 氏(@noyouth_nojapan)、自治体や政治家などのPR戦略の立案を行っているNEWPEACE thinktank代表の増沢諒 氏が登壇し、若い世代の選挙や投票への悩みについてディスカッションを行います。イベント中には視聴者の皆様からコメントで質問を受け付け、イベント中の質問コーナーでリアルタイムで回答する予定です。
イベント概要
- 日時:10月27日(水)20時 〜 21時30分(予定)
- 出演者:千葉佳織 氏(株式会社カエカ代表取締役 / スピーチライター)、能條桃子 氏(NO YOUTH NO JAPAN代表)、増沢諒 氏(NEWPEACE thinktank代表)
※出演者は予告なく変更の可能性がございます。
- 配信アカウント:「株式会社カエカ」(@goodspeak.kaeka)、「Instagramで政治家と話そう – Instagram 選挙 Day 2021 衆院選に参加しよう!」(@youthpoli_meeting)、「NO YOUTH NO JAPAN」(@noyouth_nojapan)
- 配信終了後は「Instagramで政治家と話そう – Instagram 選挙 Day 2021 衆院選に参加しよう!」アカウントのInstagram TVでアーカイブ動画を視聴可能
- 共催:イチニ株式会社(運営Webサイト 選挙ドットコム https://go2senkyo.com/)
総務省*1の調査によると、前回の衆議院国政選挙における年代別投票率は、10代(18、19歳)と20代の投票率は平均を大きく下回っており、若年層への選挙啓発が重要な課題となっています。Instagramでは、多くの若年層がアクティブに利用しているプラットフォームとして、投票に行くことを呼びかける選挙スタンプや、選挙に関する疑問を解消するためのInstagramライブなどを通じて、若い世代の投票率の向上に貢献したいと考えています。
*1: 出典:総務省ホームページ(https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/)
選挙スタンプデザイナー プロフィール
VERDY(@verdy)さん
VK DESIGN WORKS所属のグラフィックアーティスト。Wasted Youth、Girls Don’t Cryなどのプロジェクトを手掛ける。
ライブ配信イベント登壇者 プロフィール
千葉佳織(株式会社カエカ代表取締役 / スピーチライター)
株式会社カエカ代表取締役兼スピーチライター。15歳から弁論をはじめ、全国弁論大会で3度優勝する(2012年、内閣総理大臣賞受賞)。 慶應義塾大学卒業後、DeNA入社。スピーチライターの業務を立ち上げ、採用の登壇社員育成、社長のスピーチ執筆など課題解決に取り組む。2019年、kaekaを設立。スピーチの学校「GOOD SPEAK」の運営や、経営者や政治家に向けた原稿作成やスピーチトレーニングを行う。
能條桃子(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN代表理事)
1998年生まれ。20代の投票率が80%を超えるデンマークに留学したことをきっかけに若い世代の政治参加を促進する団体NO YOUTH NO JAPANを立ち上げ、代表を務める。また、ジェンダーと気候変動に関心を持ちアクティビズムに取り組んでいる。慶應義塾大学経済学研究科修士1年、ハフポスト日本版U30社外編集委員。
増沢諒 (NEWPEACE thinktank代表)
早稲田大学、東京工業大学修士課程修了。研究テーマは「SNSを通した政治家のコミュニケーション」。2014年マニフェスト大賞受賞。政治家秘書や選挙ドットコム編集長を経て、現職。
富山県や福井県敦賀市をはじめ、経済産業省や国土交通省、国連UNHCR協会、ビル・ゲイツ財団等のビジョン策定やコミュニケーション戦略の立案・実装・助言等を担当。