「自分の情報を転送する」ツールにおける利用体験の改善

Facebook社は8月9日(米国時間)、より円滑なデータポータビリティを実現するために、「自分の情報を転送する」にいくつかの機能を追加したことを発表しました。データポータビリティツールを一から再構築し、利用者が自身のデータをFacebookから他のサービスへ転送することがより簡単になりました。

今回のアップデートでは、新たな転送先にPhotobucketとGoogleカレンダーを追加し、転送可能なデータの種類にFacebookイベントを追加しました。これらのアップデートはFacebook社のパートナーとともにイノベーションを加速させると同時に、利用者が自身のデータをより詳細に管理し、より多くの選択を提供できるようになると考えています。利用体験の向上のために追加した機能は以下の通りです。

  • より直感的でシンプルに再構築されたツールにより、サポートされている転送先及びデータの種類について、さらにわかりやすくなりました。
  • 各転送ステータスについての透明性の向上により、透明性を維持しながらも、転送のリトライが容易になりました。
  • 1つの転送先に対し、複数のデータを一度に転送する機能を追加しました。
  • 転送したいデータをより詳細に選択可能なフィルタリング機能を追加しました。

Facebook社は、利用者が信頼できる安全なデータポータビリティツールの提供に取り組んでまいります。今後も開発者と協力し、転送可能なデータの種類および転送先を追加していく予定です。同時に、データポータビリティに対応するエコシステムの構築においては、利用者データの安全性は、転送中、そして転送後のどちらにおいても確保される必要があるため、データを別のサービスに転送する際に、誰がそのデータを保護する責任を負うのかについて、政府による明確なルール制定に向けて働きかけて参ります。また、オープンソースのユーザーデータ移行プロジェクト(Data Transfer Project)(英語のみ)に引き続き貢献しつつ、業界全体のデータポータビリティのイノベーションをサポートし、この技術の発展に取り組んでまいります。

Facebook社がこの議論にどのように関与しているかについての詳細はデータポータビリティに関するホワイトペーパー(英語のみ)と米国連邦取引委員会(FTC)へ提出した意見書(英語のみ)をご覧ください。



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