Messenger

より高速、軽量、シンプルになったMessengerが登場

2011年に初めてMessengerのアプリをリリースしたとき、Facebookの目標は機能の豊富なメッセージの利用体験を提供することでした。そこでビデオ通話、GIF、位置情報のシェアなどの機能を追加しました。これらの機能が利用されるようになった一方で使いにくくなり、アーキテクチャも次第に複雑になっていきました。

利用者は大切な人と連絡を取るのに1日を通してメッセージアプリを使うため、アプリの読み込み速度が速く、使いやすいことは重要です。Messenger 4のリリース後、Messengerをもっとシンプルにし、リニューアルすることに着手しました。これは社内でLightSpeedプロジェクトと呼ばれ、ついにMessengerのiOSアプリが一新されました。より高速、軽量、シンプルになったiOS用のMessengerは今後数週間かけて、公開されます。Messengerの読み込み速度は2倍*に、サイズは従来の4分の1になります。

家族や友達と1日を通してメッセージをやり取りするにあたって、速度と信頼性はとても重要になります。こうしたことを考慮して、Messengerアプリをリニューアルしました。

より高速に: ゲームをプレイしたり、映画を見たりするためにアプリを1日に1~2回開くだけなら、アプリの起動時間の短縮はあまり重要ではないかもしれません。しかし、大切な人からのメッセージに返信するためにアプリを1日に何度も開くとなると、大きな違いがあります。

より軽量に: アプリを軽量化したことで、Messengerの起動やダウンロード、アップデートをより速く行えるようになります。古いデバイスをご使用の方や、接続速度が遅い地域にお住まいの方でも、よりスピーディーにMessengerを使用することが可能です。

よりシンプルに: アプリの機能を充実させて、エンジニアがエクスペリエンスを改善しやすくする一方で、アプリの効率化を行いました。例えば、40バージョンあった連絡先リストのバージョンを、アプリ全体で一貫して機能する1つのバージョンに減らしました。これにより、利用者の認知負荷が低減されるだけでなく、エンジニアが新たなエクスペリエンスをゼロから構築する必要もなくなります。

Messengerには10億人を超える利用者がいるため、iOSアプリをシンプルにして高速化と軽量化を実現するのは決して容易なことではありませんでした。Messengerの中核となるコードを84%(170万行超から36万行まで)削減し、シンプルになった新しいアプリに合わせて機能を一新しました。コードを少なくすることでアプリは軽量化され、反応も速くなります。また、コードベースを効率化したことで、エンジニアによる迅速な革新が可能になります。アプリの再構築の一環として、一部の機能が一時的に利用できなくなりますが、再度ご利用いただけるよう作業中ですので、しばらくお待ちください。

LightSpeedは利用者のためにMessengerアプリをより高速、軽量、シンプルにするだけでなく、メッセージ機能とアプリ間での相互運用に関するビジョンを実現する土台を築き、弊社が今後もメッセージの利用体験を高めていくことを可能にします。

*iOS用Messengerの旧バージョンとの比較(内部テストとプロダクションデータに基づく)。


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