概要
新型コロナウイルス感染症(COVID-19) による感染拡大を受け、Facebookは、利用者の皆様の安全を守り、正確な情報を提供する世界中の公衆衛生コミュニティの活動を支援しています。また、支援を必要としている業界をサポート、コミュニティでの支援提供・要請に役立つ機能を提供することで、長期的な影響にも対処できるよう取り組んでいます。ここでは、正確な情報の提供や、救援活動のサポート、そして人々のつながりを保つための取り組みの概要をご紹介します。今後も、こちらのニュースルームにて随時アップデートしてまいります。
1.正確な情報の提供・有害なコンテンツの拡散防止
- Facebook,Messenger,Instagramでの信頼できる情報の提供
- ファクトチェッカーやローカルの報道機関へ支援金提供
- 医療用マスクや、除菌ハンドジェル、除菌ウェットティッシュ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査キットの広告禁止
2.保健および経済に関する救援活動への支援
- COVID-19の救援活動を支援するために総額2000万ドルのマッチング寄付を実施
- 中小企業への1億ドルのサポート
- 無料広告などを通じた医療機関の支援
- データツールを用いて関連団体を支援
3.人々のつながりを保つための取り組み
- コミュニティでの支援提供・要請に役立つ機能
- Facebook・Messengerの利用者への公的機関・救急医療機関からの情報提供の支援や、Workplaceの無償提供
- リモートワークのためのヒントを公開
- アプリの安定性と信頼性を保つための取り組み
最新のお知らせ
2021年2月12日更新(米国時間2月8日10:00AM更新)
新型コロナウイルス感染症とワクチンに関する虚偽の内容の対象を拡大
Facebook社は、パンデミックの期間中の新型コロナウイルス感染症や、新型コロナウイルス感染症のワクチンとワクチン全般に関するFacebookやInstagram上の虚偽の内容を削除する取り組みを拡大しています。昨年12月以来、公衆衛生の専門家によって否定されてきた新型コロナウイルス感染症のワクチンに関する虚偽の内容を含むコンテンツの削除をしてきました。今回、世界保健機関 (WHO) を含む主要な保健機関との協議を経て、新型コロナウイルス感染症とワクチンに関する以下のような追加の誤った情報を削除の対象となる虚偽の内容を含むコンテンツのリストに追加しました。
- 新型コロナウイルス感染症は人工的に作られている
- ワクチンは病気を予防する効果がない
- 感染症にかかる方がワクチンを接種するより安全である
- ワクチンは有毒で危険、自閉症を引き起こす可能性がある
削除の対象となる虚偽の内容を含むコンテンツをリストに掲げています。また、Facebook社はこれらの内容を広告に含めることを禁止しています。この新しいポリシーに基づき、新型コロナウイルス感染症やワクチンに関する誤った情報に対して、今後も積極的な対策を講じていきます。
Facebook社はこの新型コロナウイルス感染症に関するポリシーの施行を直ちに開始し、特にこれらのルールに違反するページ、グループ、アカウントに重点を置き、今後数週間にわたり施行範囲を広げ、処置を講じていきます。そのため、根拠のない内容を繰り返し共有しているFacebookグループやページ、Instagramアカウントは完全に削除される可能性があります。また、この新型コロナウイルス感染症に関するポリシーに違反した管理者やメンバーがいるグループの管理者には、グループ内のすべての投稿を一時的に管理者の承認がないと投稿できないようにします。これらのポリシーに違反していない新型コロナウイルス感染症またはワクチンに関する内容は、引き続き、第三者ファクトチェッカーによるレビューの対象であり、虚偽と判定された場合は、ラベル付けされ、ニュースフィードでの表示順位が下がります。
Facebook社はプラットフォーム上での検索結果に関しても継続して改善を行っています。利用者がFacebook上でワクチンや新型コロナウイルス感染症に関連するコンテンツを検索した場合、ワクチンに関する専門的な情報にアクセスできるよう、適切かつ信頼性の高い検索結果を表示し、第三者のリソースを提供します。Instagramでは、信頼できる情報が検索結果に表示されるだけでなく、今後、数週間のうちに、ワクチンの接種を思いとどまらせるようなアカウントを検索結果に表示されにくくします。
監督委員会からの指針に応じて先月に対応(英語のみ)したように、これらのポリシーに対する透明性を高めるよう努めています。詳細なアップデートはFacebookのコミュニティ規定とヘルプセンターで確認することができます。状況の変化に対応しつつ、Facebook社は今後もプラットフォーム上のコンテンツの確認、発言の動向の見極めや専門家との連携を続け、このような緊急事態において利用者の安全を守るために、適時ポリシーに関する指針を追加します。
12月21日更新(米国時間12月18日7:00AM更新)
新型コロナウイルス感染症のワクチンに関する広告ポリシーのアップデート
新型コロナウイルス感染症のワクチンが承認されたことを受け、Facebook上でワクチンに関する情報を安全に宣伝できるようにしたいと考えています。ワクチンの感染予防効果を謳う広告や、ワクチンを安全に接種するための方法を宣伝する広告は、掲載を許可します。営利目的でパンデミックを悪用しようとするコンテンツは、引き続き禁止します。また、ワクチンキットの販売や、ワクチンの入手を促すなど、ワクチン販売を促進する広告やオーガニック投稿も承認されません。さらに、ワクチンが新型コロナウイルス感染症の治療に有効であると主張する広告も却下されます。
今回のポリシーに、当社のシステムやチームが適応するまで少し時間を要するかと思いますが、今後数週間から数カ月にわたって取り組みを強化してまいります。
12月4日更新(米国時間12月3日6:00AM更新)
新型コロナウイルス感染症のワクチンに関する虚偽の内容に対する削除
新型コロナウイルス感染症のワクチンがまもなく世界中に普及するというニュースを受け、Facebook社は今後数週間以内に、FacebookやInstagram上にある、公衆衛生の専門家によって否定されてきたワクチンについての虚偽の内容を含むコンテンツの削除を開始します。これは、差し迫った物理的な危害をもたらす可能性のあるウイルスに関する誤った情報を排除するための既存のポリシーを適用するものです。削除の対象となり得るものには、ワクチンの安全性、有効性、成分または副作用に関する虚偽の内容が含まれます。例えば、新型コロナウイルス感染症のワクチンにマイクロチップが含まれているといった主張や、正式に発表されているワクチン成分リストに載っていない成分が含まれているといった虚偽の内容です。現在、偽情報であるということが判明しているワクチンに関する陰謀説、例えばワクチンの安全性をテストするために特定の集団が同意なしに利用されているという説も削除します。これらのポリシーの施行には時間を要すると考えています。新型コロナウイルス感染症のワクチンに関する情報はまだ少なく、今後も変化していくため、保健当局からのガイダンスに基づき、削除する内容の基準を定期的に更新していく予定です。
また、新型コロナウイルス感染症情報センターを通じ、信頼できる情報源を提供していくことにより、ワクチンについての情報を利用者に提供してまいります。
6月15日更新(米国時間6月10日10:05AM更新)
Facebook、Instagram上で医療用以外のマスクの広告の再開
世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症を世界的な大流行(パンデミック)と宣言して以来、世界各国の政府や当局はマスク着用の必要性についてのガイダンスを改定して広めてきました。3月には、詐欺や誤解を招くような医療請求、医療品不足、価格高騰、買いだめなどを防ぐため、Facebookのアプリにおけるマスクの広告や出品を一時的に禁止しました。以降、パンデミックの間、利用者が私たちのプラットフォームや広告ツールをどのように利用しているかをよりよく理解するために、新型コロナウイルス感染症を取り巻くトレンドや活動を注視し続けてきました。
多くの保健機関は現在、医療用ではないマスクの着用を推奨しており、公共交通機関を利用したり、お店に行く際など、場所によってはマスクが必要な場合もあります。そして、多くの人々、そして大小問わず多くの企業が、このニーズを満たすための取組みを行っています。そこで、これまでの一時的な対策を緩和し、FacebookやInstagramのオーガニック投稿、広告、出品で、自家製や手作りを含む非医療用マスクの宣伝や売買を許可することとしました。パンデミックを悪用して金銭的利益を得ることを防ぐため、手術用マスクやN95マスクなど医療用マスクの販売の一時的な禁止措置は、引き続き継続します。非医療用マスクの定義や広告主の制限については、こちら(英語)をご覧ください。
6月4日更新(米国時間6月3日12:00AM更新)
Data for Goodツールに新たなデータを公開
本日、Facebookは新型コロナウイルス感染症の世界的流行に対応する研究者や非営利団体などを支援するために、可視化された新しいデータセットを公開します。これらのデータセットやその他のData for Goodツールの詳細については、こちらをご覧ください。
4月27日更新(米国時間4月21日 3:30 PM 更新)
コンテンツレビューに関するアップデート
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、私たちは、従業員とプラットフォームの利用者の皆様両方の安全を守るために取り組んできました。先月、コンテンツレビューチームを一時的に自宅待機とすることを発表し、それ以来、AIによる自動検知の比重を高め、利用者からの報告に対し慎重に優先順位を付け、一時的に異議申し立てプロセスを変更するなど、この状況下でもプラットフォームを安全に保つために行った変更に関してアップデートをしてまいりました。
現在、子どもの安全や自殺・自傷行為など、実社会での危害に関連するコンテンツレビュー業務を正社員で行っています。オフィスでの業務復帰には時間を要することがここ数週間で明らかになったため、機密性の高いコンテンツのレビューは引き続き正社員の一部で行いますが、先週マーク・ザッカーバーグが言及したように、今後数週間で、少数のコンテンツレビューチームのオフィスでの業務を再開し、取り組みをサポートするためにパートナーと協力をしていく予定です。
オフィスへの復帰は任意で行い、また、コンテンツレビューチームの安全を確保するために、パートナーと協力して保護措置を講じます。具体的には、オフィスの人員を大幅に削減し物理的距離に関する政府のガイドラインの遵守、厳格な清掃手順の実施、マスクや手袋などの保護具を支給、業務開始時の体温チェックの実施などです。
今後も状況の変化に応じて、コミュニティとプラットフォーム上のコンテンツをレビューするチームの両方の安全を保つための変更をアップデートしてまいります。
4月22日更新(米国時間4月20日 3:15 AM 更新)
新型コロナウイルスの感染を予測するマップを共有、調査をグローバルに拡大
本日、カーネギーメロン大学(CMU)デルファイリサーチセンターが、米国の利用者を対象にFacebook上に表示して実施した新型コロナウイルスに関する調査の最初の結果を公表しました。 Facebookはカーネギーメロン大学からの集計データを使用し、最初のレポートと新しいインタラクティブマップを作成しました。感染拡大の中、毎日情報を更新する予定です。マーク・ザッカーバーグは、このような調査が新型コロナウイルスとの闘いにおいて、いかに重要なツールとなり得るかワシントンポストに公表しており、プログラムをグローバルに拡大するためにメリーランド大学の教員と協力していることを発表しました。
4月16日更新(米国時間4月9日 2:15 PM 更新)
メンタルヘルスに関するヒントやリソースの提供
新型コロナウイルスの大流行により、世界中の人々は新しい生活に適応し、孤独、失業、悲しみなどに対処する必要に迫られています。そして、それは私たち全員にとって、身体的だけでなく精神的にも、さまざまな点で厳しい状況です。こうした状況を支援するために、健康を維持するための専門家からの意見を共有し、メンタルヘルスに取り組む組織の活動をサポートし、Facebookでの時間を管理するためのツールを提供します。
- ヒントとリソース:世界保健機関(WHO)が提供する、在宅でのセルフケア、アクティブな状態の維持、ストレスの軽減、新たな目標や日課の確立などに関するアドバイスを紹介します。また、地域のヘルプラインにも接続し、必要に応じて電話やテキストメッセージでサポートを受けられるようにします。日本では、日本いのちの電話連盟と東京自殺防止センターへおつなぎします。これらのヒントとリソースは、Facebookの新型コロナウイルス(COVID-19)情報センターで本日から利用できるようになります。また、精神障害に関する全米同盟(NAMI)の@Instagramでも、同様のヒントを共有します。
- メンタルヘルス・ライブシリーズ:@Netflixの「Wanna Talk About It?」というInstagramライブシリーズを視聴することをお勧めします。登場するスター達は、自殺防止のためのアメリカ財団、NAMI、クライシステキストライン、トレヴァープロジェクト、メンタルヘルスアメリカなどの組織の専門家と一緒に、彼らがこうした状況にどのように対処しているか、物理的距離を隔てながら不安、ストレス、孤独感を軽減する方法について話し合う予定です。また、NAMIとInstagramライブシリーズにも取り組んでおり、メンタルヘルスについての会話を促し、人々の健康を維持するための活動を促進しています。
- ヘルプラインの支援:米国では Vibrant Emotional Health 、カナダではKids Help Phone 、インドでは iCALL Psychosocial Helpline 、英国ではSamaritans、ブラジルではCentro de Valorização da Vida などの団体をサポートするために200万ドルを寄付します。これらの組織は、孤独や不安などのメンタルヘルスの問題に苦しんでいる人々に重要な支援を提供しており、この状況で、彼らが迅速に能力を向上できるように支援したいと考えています。
- 時間の管理:誰もが新しい習慣に適応して家にいる中、オンラインで過ごす時間の境界を設定することは大切です。家族や友人との時間を楽しんだり、邪魔をされずに眠ったり、家での過ごし方を管理したりするのに役立つ、Facebookの利用に関する最適なバランスを見出すツールを提供しています。ほとんどのプッシュ通知をミュートする静かモードが追加され、静かモードでFacebookを開こうとすると、アプリでの時間を制限するために一定の時間を確保していることを通知します。また、通知設定とニュースフィード設定へのショートカットを追加し、ニュースフィードに表示される投稿の種類や受け取るアップデートを管理することで、Facebookでの時間を最大限に活用できます。
4月6日更新(米国時間4月6日 12:00PM 更新)
新型コロナウイルスに対応する研究者を支援する新しいツール
このたび、新型コロナウイルスに対応する研究者と非営利団体を支援する新しいData for Goodツールを発表しました。
- 人々のプライバシーを守るためにデータを統計化しつつ、感染予測の取り組みと予防策において役立つ3つの新しいタイプの疾患予防マップ
- 公衆衛生研究者が新型コロナウイルスの感染者率が局地的に高い場所を早期に特定できるように設計されたカーネギーメロン大学デルファイリサーチセンターの調査への参加を米国の人々に促すプロンプト
コミュニティでの支援提供・要請に役立つ機能について
本日、新型コロナウイルスに関するコミュニティヘルプの機能について発表しました。コミュニティヘルプとは、食料品を届けるボランティアや、地域のフードパントリーや募金活動への寄付など、近隣の人たちに助けを求めたり、支援を提供したりする場所です。コミュニティヘルプには、Facebook上の新型コロナウイルス情報センターまたはfacebook.com/covidsupportからアクセスできます。今後数日のうちにアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、カナダで提供を開始し、数週間のうちにさらに多くの国に展開する予定です。
米国時間3月26日 7:15AM 更新
介護と仕事のバランスをどのようにとるか、離れたところで働くチームをどのように率いるか、また新たに発生した定期業務や役割・責任にどのように適応するかなど、リモートワークならではの難しさがあります。そこで、Facebookでは、グローバルにまがたるチームが、どこで働いていても常につながりを保ち、生産性を高め、最高の仕事をするためのヒントを紹介するサイトを制作しました。このような困難な状況下において、リモートでの働き方に適応しようとしている多くの方々のお役に立てるよう、本日より一般公開しました。詳細はこちらをご覧ください。
世界中でより多くの人々が物理的に他人と距離を置かなければならない状況に伴い、これまで以上に私たちのアプリの利用者が増加しています。本日、プラットフォームの負荷に関する状況を示すデータを公開いたしました。私たちのアプリは利用の急増による負荷に耐えるように設計されていますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う利用増加は業界全体でも前例がありません。利用パターンを注意深く確認、システムをより効率化、また必要に応じて容量を追加する措置を行うなど、アプリの安定性と信頼性を保つために引き続き取り組んでまいります。
Instagramは、利用者の皆様に正確な情報を提供すること、安全を守ること、そしてプラットフォーム上で互いに繋がるための取り組みとして、本日新たなアップデートを発表しました。
- 検索画面に信頼できる情報のリソースを表示
- 正確な情報のシェアを促すスタンプ
- 信頼できる保健機関の投稿を除く、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連のコンテンツをおすすめから削除
- 募金スタンプをより多くの国に提供(日本は対象外)
- おうち時間スタンプをローンチ
- ビデオチャットしながらInstagramの投稿を友達と一緒に閲覧できる機能をローンチ
本日、Messenger を使用して新型コロナウイルスに対応する政府の保健機関を支援するための 2 つのイニシアチブを発表しました。
- 政府の保健機関や国連の保健機関と開発者パートナーを結びつけ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応をスケールアップするためにMessengerを最も効果的に使用できるように支援いたします。開発者パートナーは無料でサービスを提供し、重要な組織がMessengerを使ってタイムリーな情報を地域コミュニティと共有し、自動返信などの機能を使ってよくある質問への回答を迅速化する方法を紹介します。
- また、オンラインハッカソンを開始し、正確な情報やソーシャルディスタンス(社会的距離)に関する情報へのアクセスといった新型コロナウイルスに関連する問題に対処するメッセージングソリューションの構築を開発者に呼びかけています。参加者は、Messengerの機能やコンテンツへのアクセスや、Facebookが提供しているマニュアルなど、イノベーションをサポートするための情報を得ることができます。受賞者はアイデアを実現するために、Facebookのエンジニアからメンターとしてのサポートを得ることができます。
Messengerのリーチ、機能、テクノロジーを活用して、この状況下でも人々がつながりを保ち、情報を得ることができるようにする方法については、こちらをご覧ください。
先日、コンテンツレビューチームを一時的に自宅待機とすることを発表しました。この期間中でも、私たちのプラットフォームが利用者の皆様にとって安全に人々とつながる場所であり続けるために、在宅勤務および人員の減少に伴い、以下の方法でコンテンツをレビューします。
ポリシーの実施:私たちは引き続きポリシーを施行し、プラットフォーム全体で有害なコンテンツの防止と削除を優先します。人権デューデリジェンスを実施し、潜在的なリスクに注目、そして緊急時対応計画を導入いたしました。これは、コンテンツレビューチームの安全を優先しながら、プラットフォームの真正性をサポートするものです。マーク・ザッカーバーグがプレスコールで述べたように、コンテンツレビュー業務の一部を正社員で行い、子どもの安全、テロ、自殺・自傷、新型コロナウイルスに関連する有害コンテンツなどの分野に注力します。
一部のコンテンツレビューを担当している契約社員は在宅勤務としていますが、人員が減少し、リモートで業務を行うため、違反コンテンツの検出と削除、およびアカウントの無効化における自動検知の比重が高くなります。その結果、エラーが増えることが予想され、レビューには通常よりも時間がかかりますが、自動検知システムのパフォーマンスを注視し、調整を続けます。さらに、コンテンツレビューは困難を伴う業務であり、在宅勤務はチームをサポートする上で新たな障害となりますが、コンテンツレビュアーがこの期間中に必要なリソースと支援を得られるように取り組んでいます。
利用者からの報告:利用者がポリシーに違反していると思われるコンテンツを報告すると、当社のコンテンツレビューの人員が少なくなったこと、および違反コンテンツを削除する上で緊急を要するコンテンツを優先することを知らせるメッセージが表示されます。これは一部の報告のレビューに以前より時間がかかったり、報告によっては対応が難しい可能性もあります。
異議申し立て:通常、私たちがコンテンツを削除した際、この判断が謝りであると考えられる場合、投稿者が再度コンテンツを審査するように要求することができます。現在、人員が限られているため、利用者の皆様が私たちの判断に同意しないことを伝えるオプションを提供し、そのフィードバックを注視して正確性を向上させますが、コンテンツを再度確認することが難しい場合があります。
Facebook、Instagram、Messengerを利用している皆様への影響を最小限に抑えるよう努めていますが、コンテンツへ報告をする際、および削除したコンテンツに異議申し立てする際に影響がある可能性があります。
私たちは、全世界の社員と私たちのプラットフォームを利用しているコミュニティの安全を守り、利用者の皆様やビジネスに信頼されるサービスを提供し続けるために、引き続き努めてまいります。
Facebookは、医療用フェイスマスクの出品および広告の禁止に加え、除菌ハンドジェルや除菌ウェットティッシュ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査キットに関しても、広告およびMarketplaceなどのコマースへの出品を禁止します。また、FacebookやInstagramの投稿上においてもこれらの製品を販売している投稿を発見した場合、直ちに削除します。
月曜日に発表いたしました通り、パートナーと協力して、コンテンツレビューを行うすべての契約社員を、通知があるまで自宅待機とします。これには、広告と収益化されたコンテンツをレビューする人員が含まれるため、ツールを利用している広告主、パブリッシャー、クリエイターの皆様に以下のような影響がでる可能性があります。
広告主の皆様
FacebookやInstagramの広告をレビューするために人員とAIを組み合わせていますが、そのプロセスでは既に自動検知システムが大きな役割を担っています。現在、人員が減少し、全従業員が在宅勤務を行っているため、自動検知の比重が高くなっています。そのため、次のような影響が考えられます。
- 広告やコマース出品時の審査の遅れ
- 何らかの間違いにより却下される広告の増加
- 異議申し立て対応の遅れ・縮小
- Facebookのインストリーム広告の制限の強化と配信の減少
コンテンツクリエイター・パブリッシャーの皆様
収益化されたコンテンツはすべて、ブランドの安全性に関するレビューを行っており、インスタント記事やインストリーム広告付き動画も対象となっております。新しいコンテンツをレビューする体制が限られているため、すべてのコンテンツ収益化の承認が滞っています。現在、私たちはパートナーのサポートに取り組んでいます。
この状況が続くと、システムに変更を加える必要が出てくることが考えられます。ビジネスやパートナーの混乱を最小限に抑えるように努めていますが、エラーが起こる可能性があります。問題が発生した場合は、できる限り迅速に対応できるよう最善を尽くし、引き続き進捗をご報告します。
Faceboookは3月18日(米国時間)より、Workplaceのアドバンス版を、公的機関や救急医療機関に対して12か月間無償で提供します。当該機関は、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、いち早く状況に対応し、公的情報を発信するなど、非常に重要な役割を担っています。Workplaceを活用することにより、組織のリーダーが現場の職員に対してリアルタイムに重要な情報を共有し、またライブ動画や投稿などを通じて現場の職員と連携できます。公的機関や救急医療機関に対する支援内容の詳細については、こちら(英語版)をご覧ください。
本日、私たちはニュースフィードのトップに新型コロナウイルス情報センターを設置いたしました。健康を維持し、家族やコミュニティをサポートするためのリソースやヒントを集め、利用者の皆様が最新のニュースや情報を得られる場所を提供します。
これには、各国の保健機関や世界保健機関 (WHO) などの国際機関からのリアルタイムの最新情報のほか、新型コロナウイルスの拡大防止やソーシャルディスタンス(社会的距離)に関する有益な記事、動画、投稿などが集約されます。
また、 新型コロナウイルス情報センターをフォローして、医療機関からの最新情報をニュースフィードで直接受け取ることもできます。米国では、地域のグループとつながり、コミュニティ内で助けを求めたり、支援する際に役立つ機能が見られるようにもなります。
今後24時間以内にイタリア、フランス、ドイツ、スペイン、英国、米国で情報センターを展開し、今後数カ国で展開する予定です。
私たちは、新型コロナウイルスに関する内容に取り組むファクトチェッカーが十分な活動ができるよう、国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)と連携し、100万ドルの支援金プログラムを創設します。
また、Facebookは、新型コロナウイルスの取材において発生する想定以上の費用に対処し、報道量をさらに拡大している地域の報道機関を支援します。Facebookジャーナリズムプロジェクトは、レンフェスト・インスティチュート( Lenfest Institute for Journalism)およびローカル・メディア・アソシエーション(Local Media Association)と連携し、米国およびカナダで新型コロナウイルス関連のニュースを報道する地域の報道機関に総額100万ドルの支援金を提供します。
新型コロナウイルスの影響を受ける世界中の中小ビジネスを支援すべく、1億ドルの助成プログラムを創設します。
従業員とプラットフォームの安全を守るための取り組み
従業員の安全を守るため、全世界のオフィスで在宅勤務が可能な従業員にはそうするよう指示しました。また、プラットフォームの安全性を確保するために必要な措置を継続的に講じています。
過去数年にわたって、コンテンツレビューチームの急速な成長や機械学習機能の拡大など、安全・セキュリティ分野への投資を大幅に拡大してきました。正社員・契約社員に関わらず、安全、プライバシー、法律上の理由から自宅ではできない業務があります。そのため、オフィスの従業員数を削減し、全世界で自宅勤務を推奨・実施し、物理的に従業員を各オフィスに分散させ、追加で清掃を行うことにより、従業員を保護するための予防措置を講じています。公衆衛生上の懸念が急速に高まっていることを考慮し、今週中にパートナーと協力して、コンテンツレビューを実施するすべての契約社員に対して、通知があるまで自宅待機を指示します。この期間中も、すべての従業員に給与が支払われます。
過去3年間に行った投資により、このような状況に対応できたと考えています。人員によるレビューに対応する人数が少なくなるため、違反コンテンツを削除する上で緊急を要する分野を優先し、他の分野ではAIによる自動検知の比重を高め続けます。利用者の皆様への顕著な影響はないと考えていますが、このアプローチにも限界があると考えられるため、対応により時間がかかったり、ミスが増えたりする可能性があります。
前例のない状況下ではありますが、引き続きプラットフォームの安全性とセキュリティの保守に努めてまいります。コミュニティを安全に保つために必要不可欠な業務に奮闘しているすべてのチームに感謝します。
Facebook、Google、LinkedIn、Microsoft、Reddit、Twitter、YouTubeは、共同声明を発表しました。
「私たちは、新型コロナウイルスの対策で密接に協力していきます。数百万人もの人々がつながりを維持できるよう支援するとともに、ウイルスに関する誤情報や詐欺行為に共同で対処し、プラットフォーム上の信頼できるコンテンツへのアクセスを促し、世界中の政府系医療機関と連携して重要な最新情報を迅速に提供していきます。健全かつ安全なコミュニティを維持するため、他の企業にも参加を呼びかけていきます。」
私たちは新型コロナウイルスの救援活動を支援するために、1000万ドルのマッチングで寄付を実施し、合計2000万ドルを寄付いたします。
Instagramは3月13日(米国時間)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による感染拡大を受け、Instagramコミュニティをサポートするための取り組みとして、以下のアップデートを行いました。
- 新型コロナウイルスに関連する最新情報を提供すべく、日本を含む一部の国においてフィードのトップに世界保健機関(WHO)など専門的な医療機関のページに遷移するポップアップが表示されるようになります。日本では厚生労働省のウェブページへのアクセスを促します。
- 正確な情報を利用者の皆様にお届けする取り組みの一環として、新型コロナウイルスに関連するARカメラエフェクトの検索を禁止します(承認された医療機関とのパートナーシップのもと開発されたエフェクトを除く)。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、利用者の皆様の安全を守り、常に情報を得られるように、更なるリソースを提供いたします。私たちは、疾病予防に関する正確な情報を提供し、コミュニティのリーダーにコミュニティの管理を支援する機能を提供する「Community Hub」をブログで公開いたしました。また、「Bussiness Resorce Hub」を開設し、新型コロナウイルスの流行時に、企業が課題を対処し顧客をサポートするためのヒントやトレーニングを提供しています。
さらに、地方自治体や緊急対応機関がコミュニティとより容易にコミュニケーションできるよう支援しています。 新型コロナウイルスの米国内での感染拡大をうけ、地方自治体は、この急速に進行する状況に関する重要な情報をコミュニティと共有するため、Facebookを利用しています。適宜、正確な情報を地域コミュニティに提供する必要性が高まっているため、Facebookの地域警報機能へのアクセスをさらに多くの自治体、州および地方の緊急対応機関、法執行機関に拡大しています。州および地方の公衆衛生機関も、地元のコミュニティに適宜、正確な情報を発信することができるようになります。また、パートナーが地域警報機能の使用を開始する際に追加のトレーニングを提供し、機能を最も効果的に使用するための成功事例を共有します。
適格な組織および政府機関は、こちらで地域警報機能へのアクセスをリクエストできます。
Facebookは、医療用フェイスマスクを販売する広告、およびMarketplaceなどのコマースの出品を一時的に禁止し、今後数日のうちに、この変更を適用いたします。既に、コマースでの出品投稿において、製品が感染を防ぐことを保証するものなどを含め、新型コロナウイルスに関連する健康や医学的な内容を表記することを禁止しています。また、地方自治体などが、その地域の法律に違反していると思われる出品投稿を共有するための専用チャネルも用意しています。専任チームが、新型コロナウイルスに関する状況を注視しており、この公衆衛生上の緊急事態を悪用しようとする人々を発見した場合には、ポリシーを適宜更新いたします。
本日、Instagramコミュニティを安全に保ち、新型コロナウイルスに関する情報を提供するために実施した変更についてアップデートしました。
Instagramは、新型コロナウイルスに関連する有害な誤情報を削除し、新型コロナウイルスに関連するハッシュタグをタップすると、@WHO、@CDCおよび地域の保健機関からの情報を表示してきました。今後、次のような取り組みも実施いたします。
- 誤解を与える可能性のある投稿のファクトチェックパートナーへの送信・レビュー
- 誤った情報を拡散するハッシュタグの使用をブロック、制限
- 緊急事態を悪用する広告の禁止
最後に、新型コロナウイルスに関連する用語を検索している人々に信頼できる情報を提供するための長期的な取り組みを検討しています。現在は、関連する情報を検索すると、検索結果に専門的な医療機関のアカウントを表示しています。
CEO マーク・ザッカーバーグはFacebookの最新の取り組みについて投稿をしました。
2月28日更新:
世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する新たな指針と警告を発表したことを受け、私たちはグローバルおよび地域の保健機関からの情報を利用者の皆様にお伝えし、また、ウイルスに関する誤った情報や有害なコンテンツの拡散を防ぐ取り組みを継続しています。
Facebookで新型コロナウイルスに関連する情報を検索すると、検索結果のトップに、世界保健機関(WHO)などの専門的な医療機関のページにつながるポップアップを表示しています。この数週間で、Facebook上のすべての言語でこの機能を提供し、WHOへと案内しており、いくつかの国では、その地域の保健機関へのアクセスを促しています。米国では、疾病管理予防センター(CDC)からの情報、シンガポールではシンガポール保健省、日本では厚生労働省へのアクセスを促します。さらに、WHOにより人から人への感染と感染者の死亡が報告された国では、ニュースフィードのトップで、より多くの情報を提供するための追加メッセージを表示しています。
先日、私たちは経済的利益のためにこの緊急事態を悪用しようとする人々から利用者の皆様を守るために、新しいポリシーを施行しました。現在、混乱を引き起こしたり、治療や予防を示唆するような、新型コロナウイルスに関連する製品の広告を禁止しています。例えば、マスクの広告で、まだ購入可能な唯一のものであることをほのめかしたり、ウイルスの拡散を防ぐことが保証されていると主張したりするものは、私たちのプラットフォームでは掲載できません。
1月31日投稿:
本日、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスによる肺炎が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態であると宣言しました。世界的な公衆衛生コミュニティが人々の安全を守るために活動している中、Facebookは様々な方法で活動を支援しており、特に、ウイルスに関する誤った情報や有害なコンテンツの拡散を制限し、人々を有益な情報に結びつけることに注力しています。私たちが行っている具体的な取り組みは以下のとおりです。
第三者のファクトチェッカーで構成されるFacebookのグローバルネットワークは、新型コロナウイルスに関連して拡散している情報を調査し、虚偽の内容を指摘する作業を継続的に行っています。情報が虚偽であると判断された場合、FacebookおよびInstagramでの情報の表示を制限し、第三者ファクトチェッカーからの正確な情報を表示します。また、虚偽と判断されたコンテンツを既にシェアしている人や、シェアしようとしている人には、そのコンテンツが虚偽であると判断されたことを表示します。
また、世界の主要な保健機関や地域の保健当局によって指摘された、虚偽の内容や陰謀論など、人々に害を及ぼす可能性のあるコンテンツの削除も開始します。これは、物理的に危害をもたらす可能性のあるコンテンツを削除するための既存のポリシーを適用するものです。私たちは、治療や適切な予防策を講じることをやめさせようと意図した内容に注力しており、間違った治療法や予防法に関する内容 (例えば、漂白剤を飲むことで新型コロナウイルスが治るなど) や、利用可能な医療資源について混乱を引き起こすような内容が含まれます。また、Instagram上で誤った情報を広めるために使用されるハッシュタグをブロックまたは制限し、可能な限り多くのコンテンツを見つけて削除するための取り組みを積極的に実施しています。
私たちのプラットフォームは、グローバルおよび地域の保健機関からの情報など、利用者の皆様が状況に関する正確な情報を入手するために利用されています。FacebookやInstagramの利用者の皆様がより簡単にアクセスできるように、主要な保健機関と密に連携してしています。
例えば、Facebookのニュースフィードを通じて、関連団体の最新情報を入手できるように支援します。これらはWHOのガイダンスに基づいて展開され、Facebookでウイルスに関連する情報を検索したり、Instagramで関連するハッシュタグをタップすると、信頼できる情報を含む専用のモジュールが現れます。また、関連団体に無料の広告クレジットを提供し、影響を受けている地域においてFacebookやInstagram上で新型コロナウイルスの啓蒙キャンペーンを実施できるようにするとももに、保健当局に更なる支援を提供する方法を検討しています。
Facebookは集約された匿名の移動データおよび高解像度の人口密度マップを提供することで、ハーバード大学の公衆衛生大学院および台湾の国立清華大学の主要な研究者を支援しています。これらは幅広いデータの利活用の取り組みの一環として、ウイルス拡散の予測モデルのための情報として役立ちます。今後数週間のうちに、さらに多くの関連団体とこの取り組みを拡大させることを検討しています。また、Crowdtangleなどのツールを用いて、人々がオンライン上でどのようにこの問題について会話をしているかについて関連団体が理解できるよう支援しています。
現在、これらの取り組みのすべてが完全に実施されている訳ではありません。全てのプラットフォームでこれらの取り組みを開始し、その実施方法を強化するには一定の時間を要します。
今後も状況の変化に応じ、グローバルおよび地域の関連団体や連携先と協力した取り組みについてご報告させていただきます。