- (※7月24日追記)7月23日(米国時間)、Meta AIの新たな機能、提供する国と地域、および対応言語の拡大が発表されました。また、Llama 3の最新モデルとして公開したLlama 3.1 405Bは、コンテキストの長さを128Kに拡張し、8つの言語をサポートする最先端のオープンソースAIモデルです。Llama 3.1 405Bは、最高のクローズドソースモデルに匹敵する最先端の機能を備えており、コミュニティメンバーが合成データの生成やモデルの蒸留など、新たなワークフローを実現することを可能にします。
- Metaは4月19日(米国時間)、最先端のオープンソースの次世代大規模言語モデル「Meta Llama 3」を発表しました。
- Llama 3は、幅広いユースケースをサポートできる8Bと70Bのパラメータを持つ、事前学習済みで、インストラクションファインチューニングされた言語モデルを特徴としています。
- Llama 3を活用した最新のMeta AIは、無料で使用できる最も賢いAIアシスタントで、Metaが提供するプラットフォームのフィード、チャット、検索などで、アプリを離れることなくご利用いただけます。
- Meta AIの画像生成がより高速になり、入力と同時に画像が生成可能になりました。例えば、バンドのアルバムアートワーク、自室インテリアのインスピレーション、カスタムGIFアニメーションなどを作成することができます。
Metaは4月19日(米国時間)、次世代のLlamaであるMeta Llama 3の最初の2モデルを発表しました。これらのモデルは、幅広いユースケースをサポートできる8Bと70Bのパラメータを持ち、事前学習済みであり、インストラクションファインチューニングされた言語モデルを特徴としています。この次世代のLlamaは、広範な業界ベンチマークで最先端の性能を実証するだけでなく、推論の改善を含む新機能を提供し、このクラスのオープンソースモデルとして、現時点で最高の性能を備えていると確信しています。Metaはオープンなアプローチを支持し、Llama 3をコミュニティの手に託しています。
Meta Llama 3で目指すゴール
Llama 3では、現在利用可能な最高のプロプライエタリ・モデル(クローズドモデル)に匹敵する最高のオープンモデルを構築することを目指しています。Llama 3の全体的な有用性を向上させるために、開発者からのフィードバックに取り組みたいと考えており、大規模言語モデル(LLM)の責任ある活用と展開において、主導的な役割を果たし続けることを目指しています。また、コミュニティが開発途中のモデルにアクセスできるようにするために、早期かつ頻繁にリリースを行うというオープンソースの理念を採用しています。 本日発表したテキストベースのモデルは、Llama 3コレクションの最初のモデルです。Metaの近い将来の目標は、Llama 3を多言語かつマルチモーダルにすることや、より長いコンテクストを持つこと、推論やコーディングといったLLMの中核的な機能全体のパフォーマンスを継続的に改善することです。
Meta Llama 3のその先
Metaは、オープンなAIエコシステムの持続的な成長と発展に注力しており、弊社のモデルを責任をもってリリースすることに注力しています。Metaはこれまで、オープンであることがより良い、より安全な製品、より迅速なイノベーション、そして市場全体の健全化につながると信じてきました。これはMetaにとっても、社会にとっても良いことです。MetaはLlama 3をコミュニティ・ファーストのアプローチで展開しており、本日から主要なクラウド、ホスティング、ハードウェア・プラットフォームで利用可能です。また、今後さらに多くのプラットフォームが登場する予定です。
本日発表したLlama 3で構築されたMeta AIは、世界有数のAIアシスタントです。そして、より多くの機能を備え、グローバルに展開を始めています。Facebook、Instagram、WhatsApp、MessengerでMeta AIを使い、用事を片付けたり、学んだり、創造したり、大切なこととつながったりすることができます。昨年のMeta Connectで初めてMeta AIを発表しましたが、今では世界中のより多くの人々が、これまで以上に多くの方法でMeta AIと対話できるようになりました。
米国以外の十数カ国で英語版のMeta AIを展開し、オーストラリア、カナダ、ガーナ、ジャマイカ、マラウイ、ニュージーランド、ナイジェリア、パキスタン、シンガポール、南アフリカ共和国、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエで提供を開始します。*
Llama 3による最新の進歩により、Meta AIはこれまで以上に賢く、速く、楽しくなりました。
Meta AIを活用するさまざまな活用ケースをご紹介します。
友達との夜のお出かけを計画中ですか?Meta AIに夕日の見えるレストランやビーガンメニューのあるレストランを紹介してもらいましょう。週末の外出を計画中ですか?Meta AIに土曜の夜のコンサートを検索してもらいましょう。テスト勉強ですか?Meta AIに遺伝の仕組みを説明してもらいましょう。初めてのアパートに引っ越しますか?Meta AIにあなたの目指す美的感覚を「Imagine」してもらうと、家具を買うためのインスピレーションとなる写真を生成してくれます。
また、コンピューター上でMeta AIを利用できるようにするため、本日ウェブサイトで利用できるmeta.aiを公開しました。例えば、数学の問題で悩んでいますか?仕事のメールをもっとプロフェッショナルなものにしたいですか?Meta AIがお手伝いします。ログインをすると、Meta AIとの会話を保存することもできます。
いつものアプリを統合し、シームレスに検索が可能に
Meta AIは、Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerの検索でも利用できます。アプリ間を切り替えることなく、リアルタイムの情報にウェブ全体からアクセスすることができます。例えば、Messengerのグループチャットでスキー旅行を計画しているとします。Messengerの検索を使用することで、Messengerアプリから離れることなく、Meta AIにニューヨークからコロラドまでの航空券を探してもらうことや、混雑していない週末を調べてもらうこともできます。
フィードのMeta AI
Facebookのフィードをスクロールしているときにも、Meta AIにアクセスすることができます。気になる投稿を見つけたら、Meta AIに質問してみましょう。その投稿をもとに、Meta AIに詳細情報を質問することができます。例えば、アイスランドのオーロラの写真を見つけたら、Meta AIにオーロラを見るのに最適な時期を尋ねることができます。
Meta AIのImagine機能で創造力をかき立てよう
画像生成を7倍高速化したことで、Meta AIのImagine機能を活用するとリアルタイムでテキストから画像を作成できるようになりました。本日から米国で、ベータ版をWhatsAppとMeta AIのウェブ版で提供開始します。
さらに以下の動画のように、文字を入力し始めるとすぐに画像が表示され、数文字入力するごとに画像が変化するため、Meta AIがあなたの思い描いているものをイメージ化してくれます。
生成される画像はより鮮明で高品質になり、画像にテキストを追加する機能も向上しました。アルバムのアートワークから、結婚式のウェルカムボード、誕生日の飾り付け、ファッションのアイデアまで、Meta AIはあなたが思い描いているものをイメージ化し、これまで以上に素早く高品質に生成することができます。さらに、画像を変更するための便利なプロンプトも表示されるため、最初のスタートポイントから何度も作成することができます。
さらにMeta AIにお気に入りの画像をアニメーション化することを依頼したり、新たなスタイルで反復させたり、GIFにして友達と共有したりすることもできます。
Meta AIは、最もパワフルな大規模言語モデルであるLlama 3を搭載しており、これまで以上に優れています。次世代のアシスタントをさらに多くの方々と共有できることを非常に嬉しく思い、人々の生活の向上にどのように貢献できるかを楽しみにしています。今回のアップデートは、Facebook、Instagram、WhatsApp、Messenger、およびのMeta AIウェブ版の機能に関連していますが、米国ではRay-Ban Meta スマートグラスでもMeta AIは利用可能であり、今後Meta Questにも搭載される予定です。数週間以内に、さらに多くの情報を発表する予定ですので、ご期待ください。
*Meta AIは現在日本ではご利用いただけません。