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コミュニティ規定施行レポート2022年第4四半期版を公開

Metaはこのたび、コミュニティ規定施行レポートの第16版*1広範囲に閲覧された米国のコンテンツに関するレポート*1監視委員会四半期アップデート*1敵対的脅威に関するレポート*1を公開します。今回のレポートでは、2022年第4四半期(10月から12月まで)におけるポリシーの施行状況に関する指標を提供しています。すべてのレポートは、透明性センター*1でご覧いただけます。

これらのレポートにおけるハイライトは以下の通りです。

敵対的脅威に関するレポート

私たちは過去5年間、私たちが検知し、プラットフォームから排除した脅威に関する調査結果を公開してきました。今回の敵対的脅威に関するレポートでは私たちの進捗状況を分かりやすくするために、前回の四半期においてMetaの組織的偽装行為(CIB)や大量投稿(もしくは悪用投稿)に関するポリシーに違反したとして削除した3つのネットワークに関する情報を公開します。また、ロシアがウクライナへの本格的な侵攻を開始してからの1年間、秘密裏・公然問わず影響工作に対する私たちの取り組みをアップデートし公開しています。私たちは検知した情報を業界関係者、研究者、政策立案者と共有しています。

コミュニティ規定施行レポート

2022年第4四半期(10月から12月まで)は、継続してコミュニティ規定に違反したコンテンツに措置を講じたことにより、広範囲のポリシー項目において、表示頻度は一定した水準で推移しています。また、ヘイトスピーチ、いじめ・嫌がらせ、暴力・扇動なども含めた複数の分野にまたがる課題を組み合わせて、AIシステム*1を改善しました。多くの場合において、事前検知技術を継続的に改善・調整することにより、精度の向上につながっています。

また、弊社は、このレポートの中で公開する指標を改善するために、その方法を常に洗練させています。今期は事前対応率の測定方法を見直しました。こうした改善の結果、様々な分野で事前対応率にいくつかの変動が見られました。この方法のアップデートは事前対応率の測定方法を変更するものであり、事前に違反コンテンツを特定するアプローチを変更するものではありません。

広範囲に閲覧された米国のコンテンツに関するレポート

このレポートには、エンゲージメントを人為的に増やす行為(エンゲージメントベイト)が1件と、コミュニティ規定に繰り返し違反したページによる投稿の削除が1件含まれています。私たちは、コンテンツ環境を理解し、Metaのポリシーやインテグリティへの取り組みの有効性を評価し、ギャップがあればそれを解消するために厳しく取り組んでまいります。

監視委員会四半期アップデート

監視委員会は、Metaに対して外部的視点を提供し、Metaが説明責任を果たすための貴重な存在であり、FacebokやInstagramにおける私たちのコンテンツ措置に同意できない利用者が異議申し立てを行うことができる存在でもあります。私たちは委員会によるコンテンツに関する全ての助言に対して公開で返答し、助言のうち78%に関して実施または実行可能性を模索することに尽力してきました。

2022年第4四半期は監視委員会による最初の決定から2年を迎えたタイミングであり、委員会がカバーする範囲と影響を拡大するためのフレームワークを構築しました。監視委員会の協力により、委員会の運営を合理化し、困難な課題に対してより効率的に選択、審議、決定を下すための一連の改善が完了しました。

監視委員会が私たちのポリシーやプロセスに対して過去2年間にわたり行った貴重な助言は、実際に改善に役立てられています。直近の例では、コンテンツの削除が人員によるものか、AI技術によるものかを利用者に通知するメッセージ機能をグローバルで展開しています。

また、監視委員会からの助言により、Facebokのペナルティ・システムの改善*1のために行っている手順の詳細を公開しています。私たちはポリシーを見直し、施行を向上させるための投資を続けており、その一環としてペナルティ・システムをより公正で効果的なものに更新しました。この新しいシステムでは、すぐに投稿機能に制限をかけるのではなく、再犯防止に効果的な削除理由を理解してもらうことが重要だと考えています。

私たちはこれまでと同様にコミュニティ規定に違反したコンテンツを削除しています。他方では、より重大な違反、いわゆるテロリズム、児童搾取、人身売買、自殺ほう助、性的詐取、医薬部外品の販売、危険人物及び組織の宣伝を含むコンテンツを投稿することについてはより厳しいペナルティを適用し、その行動を改める機会を与えるようにしました。これにより、継続的にポリシーに違反する利用者に対してより迅速で効果的な措置を講じることができます。これらのアップデートは、現在のシステムには罰することと教育による改善を促すことのバランスが必要であると指摘する人権擁護団体、監査委員会や独立専門家などを含むコミュニティからのフィードバックに基づいたものです。

その他のアップデート

  • ページ、グループ、イベントのポリシーを簡素化、明確化し、ポリシーの適切性、正確性が確認できるよう刷新しました。
  • Facebookで、現地の法律により制限されているコンテンツを閲覧しようとする際に表示される通知をアップデートしました。例えば、こうした通知にはどの政府当局から削除要請があったのかを知らせる情報も今後含むことになります。これらの変更は、私たちの「企業の人権に関する方針」のもと、また「グローバル・ネットワーク・イニシアティブ」のメンバーとして、Metaの取り組みの重要な部分となっています。コンテンツ規制に対する取り組みの詳細については、「透明性センター」をご覧ください。

私たちの継続的な取り組み


Metaのインテグリティに対する取り組みは継続的なものであり、私たちは常に変化する環境においてポリシー施行を更新、改善、進化し続けていきます。私たちは危機的な状況下でも世界中の人々が繋がることができるようにすることに注力しています。また、私たちのアプリを利用する企業においても、顧客開拓のために必要なサポートを受けられるようにしたいと考えています。グローバルなブランドからローカルなコーヒーショップまで敵対行為の標的になり、運営を妨害される可能性があります。そのため、私たちはビジネスへのサポート機能の向上に今後も尽力していきます。

*1英文のみで公開しています。



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