- Meta CEOマーク・ザッカーバーグが共同作業、クリエイティビティと生産性向上のために作られた「Meta Quest Pro」を発表しました。
- フルカラーの複合現実などの革新的な新機能を搭載しているMeta Quest Proは、本日10月11日(米国時間)より事前予約を開始し、10月25日(米国時間)より発売します。
- バーチャルリアリティはソーシャルプラットフォームの基盤となっており、Metaはメタバースのビジョンに向けて進歩しています。
未来がより近くに
本日10月11日(米国時間)のMeta Connectでは、CEOのマーク・ザッカーバーグがMetaのReality Labsのリーダーや特別ゲストとともにメタバース実現へ向けての進捗を紹介しました。Meta Quest 2における素晴らしい実績に着目しつつ、VRがいかにソーシャルなものであるかを語り、フィットネスやゲーム、仕事のための革新的な技術を紹介しました。また、物理的な世界とデジタル世界を着実に近づける画期的なデバイス「Meta Quest Pro」を発表しました。
「Meta Quest Pro」の発表
この1年間にわたり、MetaはVRハードウェアの大きな飛躍を象徴する新しいオールインワンVRヘッドセット、Project Cambriaについて、いくつか詳細を紹介してきました。このハイエンドヘッドセットは、製品名「Meta Quest Pro」として、10月25日(米国時間)より226,800円(税込)で発売を開始します。Meta Quest ProはMetaストアのオンラインサイトにて事前予約が可能です。
Meta Quest Proは、バーチャルリアリティと複合現実の可能性を広げるために作られた、新たなハイエンドのヘッドセットラインの最初の製品です。パンケーキレンズを採用しており、光を数回折り返すことで、鮮明な映像を映し出しながらもヘッドセットのサイズを小さくすることを実現しています。また、背面の新しい流線型モバイルバッテリーにより、人間工学に基づいた、全体的にバランスのとれたヘッドセットとなっています。
高解像度の外方向カメラは、Meta Quest 2の4倍のピクセルを取り込み、Metaでは初めてフルカラーの複合現実を可能にしています。物理的な世界とデジタルの世界がシームレスに相互作用するため、携帯電話を見るために、顔を俯ける必要がなくなるのです。
またMeta Quest Proは、「自然な顔の表情機能」と「アイトラッキング機能」を可能にする内方向センサーを搭載した、Metaの最初のヘッドセットでもあります。眉を寄せたり、微笑んだり、誰かと視線を合わせるだけで、自身のアバターも同じような表情をします。これらの機能は、世界のどこにいても、一緒にいるような感覚、つまりソーシャルプレゼンスを向上させるのに役立ちます。これはメタバースの実現に向けた大きな一歩です。その他、詳細はMeta Questブログをご確認ください。
これからの働き方を前進させる新しいパートナーシップ
Meta Quest Proは生産性を考慮して設計されており、VRを仕事のツールとして使用する人にとって大きなアップグレードとなるでしょう。ただ、ハードウェアは要素の一部に過ぎません。Metaは、働き方を向上させるソフトウェアの開発にも同様に注力しています。
マークと共に、Microsoft社会長兼CEOのSatya Nadella氏は、来年、Meta Quest ProとMeta Quest 2に、Microsoft Windows 365やMicrosoft Teamsなどの強力な業務、生産性向上ツールを提供するという新しいパートナーシップを発表しました。また、Meta Horizon Workrooms内からTeamsの会議に参加することもできるようになります。
その他パートナーシップや、これからの働き方に関するニュースについては、Meta Quest ブログの記事をご覧ください。
VRとその先にある、新しいソーシャルエクスペリエンス
Meta Quest 2が発売された当初、VRに触れる時間の大半は一人で過ごすものでしたが、現在ではマルチプレイヤーアプリやソーシャルアプリで、友人と過ごしたり、一緒にゲームをしたり、新しい趣味を見つけるといったことに多くの時間が費やされています。
本日、Metaは「Meta Horizon Worlds」のウェブ版で開発中であることを発表しました。いずれ携帯電話やノートパソコンを使って、VRで過ごしている友人を訪ねたり、その逆もできるようになるでしょう。また、YouTube VRチームと一緒に取り組んでいる新しいソーシャルイノベーションも発表しました。近日中にMeta Horizon Homeで友人と過ごす際、YouTubeの動画を一緒に見ることができるようになります。
また、より表情豊かで精細な次世代のMetaアバターもお披露目しました。全身のアバターが、Meta Horizon Worldsからローンチされ、また、VR以外では、MessengerとWhatsAppのビデオチャットにアバターを導入し、カメラを起動させなくても自身を表現し、リアクションをとれるようにします。
Meta Quest ブログでは、フィットネスに関する最新情報や、コメディやホラーコンテンツをメタバースでの体験を通じて実現するための、NBCUniversal社との複数年にわたるコラボレーションなど、MetaのVRプラットフォームに関するあらゆるニュースの詳細をご紹介しています。
Reality Labsの研究アップデート
本日発表した内容に加え、未来のデバイスやメタバースの基盤技術に向けた研究の最新情報を共有しました。
- 人工知能と筋電図(EMG)を用いて、より直感的で人間中心のインターフェースを実現するための研究
- 視覚障害者の屋内移動を支援するProject Ariaとカーネギーメロン大学との提携
- メタバースにおける3Dオブジェクトの構築と操作のための2つの技術:ニューラル輝度場(NeRF)と逆レンダリング
- より豊かな表情を持つ「フォトリアリスティックコーデックアバター」と、より速く簡単に作成できる「インスタントコーデックアバター」。
Reality Labsは、人と人とのつながりや大切な人との関係に重きを置いた新しいコンピューティング・プラットフォームを開発しています。私たちの最新の研究成果については、こちらをご覧ください。
その他のMeta Connectのニュースは以下の投稿をご覧ください。