Facebook Japanは3月17日、ひとり一人がSDGsについて考える機会となるよう制定された「みんなで考えるSDGsの日」に合わせ、安心安全にInstagramやFacebookを利用するためのヒントを紹介する「多様なコミュニティのためのInstagram & Facebook 安全ガイド」を公開しました。誹謗中傷から自分を守る機能など、ポジティブな利用体験を実現するためのヒントに加えて、インスピレーションを与えてくれるコミュニティメンバー、関連団体などを紹介しています。
本ガイドは、国内のプライドウィークに合わせて2020年4月に日本で初めて公開した「LGBTQ+コミュニティのためのFacebook・Instagram安全ガイド」を改訂したものです。LGBTQ+コミュニティはもちろん、障害を持つ方々や女性など、より多様なコミュニティに安心安全なSNS利用について知ってほしいという思いを込め、内容をアップデートしました。
改訂版のガイドでは、SNSとの “正しい付き合い方” を学ぶために知っておきたい機能として、誹謗中傷から自分を守るために有効な抑制機能のように旧ガイドが公開された後に導入されたツールや、InstagramやFacebookを使う時間をポジティブなものにするために利用時間を管理する機能などを新たに紹介しています。また、よりインクルーシブなガイドにするため、イラストも一新しました。
さらに、普段からInstagram・Facebookを活用しているアーティストやアスリートなどのコミュニティメンバー、関連団体からのメッセージも紹介しています。ガイドで紹介させていただいた方々、団体は下記のとおりです(掲載順、敬称略)。
・後藤仁美(モデル、俳優、イラストレーター、ドラマー)
・リト@葉っぱ切り絵(葉っぱ切り絵アーティスト)
・一般社団法人fair
・一ノ瀬メイ(パラリンピアン)
・一般社団法人ミチシル
・しおり カムホーム(アーティスト)
・Kodo Nishimura(メイクアップアーティスト/僧侶)
・一般社団法人Voice Up Japan
・むらまつ しおり(イラストレーター)
・認定NPO法人ReBit
「多様なコミュニティのためのInstagram & Facebook 安全ガイド」はこちらからダウンロードできます(PC版・モバイル版)。さらに、Metaがグローバルで展開しているデジタルリテラシー教室プログラム「みんなのデジタル教室」のリソースページからも同ガイドをご覧いただけます。
【コミュニティからのコメント】
・一般社団法人ミチシル
SNSは、様々な個性をもった人たちが自分を表現するためのツールとして使われているため、より多様性のある社会にするための影響力があると考えています。本ガイドが多様性ある社会に向け、より多くの方達に届き、自分らしさを表現するためのガイドになることを願います。
・一般社団法人Voice Up Japan
SNSは誹謗中傷やフェイクニュースなど、多くの課題を指摘されており、課題が多いことは否定できませんが、より良いコミュニティを築き上げるために、ガイドを作り利用者に提供することは、とても重要かつ価値のある取り組みだと思います。このガイドからコミュニティの存在を知っていただくきっかけとなり、さらにガイドを活用して全員が分け隔てなくSNSでつながることができれば嬉しいです。
Metaは、利用者が安心して利用できるプラットフォームを実現するための取り組みとして、各種リソースの制作や啓発活動、InstagramやFacebookの機能拡充に注力しています。また、昨年9月に発表した「Re-labelingプロジェクト」など、より多くの人たちがSGDsアクションに向けた第一歩を踏み出すことができるような取り組みも進めてきました。
SDGsゴールを達成するためには、多様性を尊重し、性的指向や性別、障害の有無などに関わらず、あらゆる人が平等に活躍できる社会を実現することが重要です。本ガイドの公開を通じ、多様なコミュニティに属する利用者が、安心してInstagramやFacebookを使って自分自身を表現したり、興味関心を同じくする人たちと繋がったりすることに貢献していきたいと考えています。