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10代が美しさの多様性について学ぶプログラムにInstagramが協力、西村宏堂氏や久保友香氏が講師に

Instagramは1月5日(日本時間)、10代のためのクリエーションの学び舎「GAKU」が本日から開講するプログラム「我美と作美(わびとさび)」に協力し、美しさの多様性について学ぶ授業を実施します。メイクアップアーティスト/僧侶の西村宏堂氏、メディア環境学者の久保友香氏を講師に迎え、全7回の授業のうち「美しさと社会」「美しさと多様性」「美しさの発信」の3回をInstagramがプロデュースします。

本プログラムは、10代の若者と本物のクリエイターが出会い、ともに考え、試行錯誤しながらクリエーションに向き合う授業を提供する「GAKU」が、資生堂が運営するヘアメイクアップスクール・SABFAとInstagramの協力のもとに実施するものです。

3ヶ月に渡る授業では、資生堂トップヘアメイクアップアーティスト/SABFA 校長の計良宏文氏、writtenafterwards デザイナー/coconogacco 代表/GAKU ディレクターの山縣良和氏など、最前線で活躍するクリエイターや研究者を講師に迎え、講義や実技を行います。メイクアップの基本的な技術を学び、仮面やウィッグ、化粧を用いて作品を制作するだけでなく、社会が美しさの概念に与える影響や、固定概念に囚われず多様な美しさを表現する重要性を考えることで、生徒たちが自分にとっての「美」を表現する場を提供します。

現在、10代の若者の多くがInstagramをはじめとするSNSを利用しており、彼らが考える美しさの概念にも大きな影響を与えています。若年層にとって日常の一部となっているSNSは、画一的な美しさが拡散され、多様性に欠ける固定概念の形成につながる可能性がある一方で、多様なコミュニティが発信する場にもなっており、それまで知らなかった新たな美しさやロールモデルと出会うきっかけを提供しているという側面もあります。

このような背景を踏まえ、Instagramがプロデュースする授業では、美しさについて改めて考える機会を生徒に提供し、生徒が自分にとっての美の概念を確立することにフォーカスします。外見を「盛る」ことでコミュニケーションを取るコミュニケーションや現代の美意識を研究するメディア環境学者、久保友香氏による「美しさと社会」の授業では、地域・時代・文化など社会によって形成される美意識を学び、美しさを俯瞰的にとらえることに取り組みます。メイクアップアーティスト/僧侶であり、LGBTQ活動家としても講演を行う西村宏堂氏による「美と多様性」の授業では、美の固定概念から自由になり、自分が表現したい美しさとは何なのかを講義や演習を通じて探ります。

また、プログラムの最終回にあたる「美しさの発信」の授業では、クリエイターとしてSNSで自身の表現を発信していくことの重要性をテーマに、Instagramを活用して効果的に発信する方法について学ぶ予定です(講師未定)。

「我美と作美(わびとさび)」プログラム概要

  • 日時:1月5日(水)より3月30日(水)まで全7回、17:00 – 19:30
  • 対象:10代の参加者、10名程度 *生徒募集はすでに終了
  • 主催:GAKU
  • 協力:Instagram、SABFA
  • 場所:渋谷PARCO 9階 GAKU *授業によっては別会場を使用
  • 各授業の詳細はGAKUウェブサイトをご覧ください

GAKUについて
GAKUは渋谷PARCOの9階にある、10代がクリエーションの本質に出会う学び舎。本物のクリエイターが先生であることや、少人数でリアルで行うこと、そして発表の場を用意することを、3つの特徴とする。授業に加え、10代による自主企画イベント「クラブ」、Podcast「ガクジン」を運営。

SABFAについて
資生堂が運営するプロのヘアメイクアップアーティストを育成するためのスクール。広告や雑誌等で活躍する資生堂ヘアメイクアップアーティストから直接指導を受けられ、働きながら通えるコースが充実。仕事ですぐに生かせる知識、確かな技術、アーティストに欠かせない美意識と感性を磨く学校。

講師プロフィール
*Instagramによるプロデュース授業のみ、他はGAKUウェブサイト参照

西村 宏堂(にしむら こうどう)@kodomakeup
メイクアップアーティスト/僧侶
1989年東京生まれ。NYのパーソンズ美術大学を卒業。ミス・ユニバース世界大会やNYファッションウィークなどでメイクを行い、世界的に高い評価を得る。2015年に浄土宗の僧侶となる。LGBTQ活動家として講演を行うほか、Netflix番組「Queer Eye」にも出演。2021年、TIME誌「Next Generation Leaders」選出。

 

久保 友香(くぼ ゆか)
メディア環境学者
2000年、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業。2006年、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。専門はメディア環境学。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員など歴任。著書に『「盛り」の誕生ー女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識ー』(太田出版、2019年)。


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