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メタバースでのビジネスチャンスを理解するための3つのポイント

Metaは、先月開催したConnect 2021で視聴者の皆さまに未来の展望をご覧いただき、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の無限の可能性をご紹介しました。Connectで特にお伝えしたかったことの1つは、メタバースは、すぐにではないにしろ、今後10年以内に実現することが見込まれており、あらゆる規模のビジネスに大きなチャンスをもたらすということです。私たちは今、メタバースへの転換期を迎えようとしており、デスクトップからモバイルへの転換が進んだときと同じような期待を感じています。モバイルインターネットは、対等に競争できる場があればすべての人にとって経済機会が増えることを証明しました。

この記事では、輝かしい未来に向けて備えつつ、今あるチャンスの基本を抑えるための重要なポイントをお伝えします。以下の3つのポイントについてお読みいただいた方が、私たちとともに未来を築き、未来について考え、未来のアイデアを生み出せるようになればと考えています。

1. 今の2次元のアプリに注力することが、来るメタバースへの架け橋になる

私たちは、インターネット登場以来の計り知れないチャンスをメタバースが現代のビジネスにもたらすと確信しています。メタバースはデジタルプラットフォームの次なる進化の形であり、今日のモバイルインターネットを継ぐものとなります。しかし、そうした未来がすでに見え隠れし始めているとはいえ、直近で人々がメタバースを体験する最初の方法は、2次元のアプリを介したものになるでしょう。これは何を意味するのでしょうか。それは、Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppでビジネスを育むために今まさに活用しているスキルに注力することが重要だということです。そのスキルが、未来のメタバースでビジネスを成長させるための基盤になるからです。

Connectでは、考えられうるさまざまなユースケースに光を当て、Metaのテクノロジーがメタバースで果たす役割について考えました。ここで、将来的に2次元アプリでの没入型体験を発展させるためのアイデアをいくつかご紹介します。

  • コマース: デジタルコマースの台頭を受け、これまでにないチャンスがメタバースで生まれ、買い手と売り手が新たなつながり方をすることになるでしょう。例えば、Connectでご紹介したJackie Ainaのスペースのように、Instagram上のショップの没入感が高まり、物理的な商品とデジタル商品のどちらを購入するか選べるようになるかもしれません。

  • エンターテイメント: 現在でもFacebook上で有料のオンラインイベントを開催することはできますが、そのイベントを複合現実の体験にできるとしたらどうでしょうか。会場に直接足を運ぶ選択肢と仮想体験のチケットを購入する選択肢の両方を用意できるかもしれません。Connectでは、2人の友達が、片方は現地の会場で、もう片方はメタバースで同じコンサートを楽しむ例をご紹介しました。

 

2. メタバースによって、現実世界の体験の質が高まる

私たちが生きている世界は、すでにオンラインとオフラインが入り混じっています。パンデミック下にあるこの1年余りは、このハイブリッドの状態が特に顕著になりました。映像付きの通話から文字ベースのメッセージまで、現代の人々はかつてないほどつながれるようになりました。しかしメタバースでは、さらに煩わしさを減らし、また現実世界の体験の質を高めることで、よりいっそうシンプルにつながれることを目指しています。

Spark ARをはじめとする現在の拡張現実の使用例は、メタバースと現実世界がどのように融合するかを示す好例です。すでにビジネスのなかには、顧客がARを使ってバーチャルな家具を自宅に配置してコーディネートを確かめられるようにしたり、ARを使ってFacebookフィードから直接メイクや眼鏡を試せるようにしたりしているところが出てきています。業種にかかわらず、複合現実と現実世界の体験を活用しようと考えているビジネスは、さまざまなユースケースをメタバースで試すことができるでしょう。

3. メタバースは、ともに創られ、責任のもと構築される

メタバースは、一企業が単独で構築するものではありません。メタバースの開発は、企業、クリエイター、政策当局、起業家などとの世界規模のパートナーシップのもと行われることになるでしょう。

メタバースは初めから、利用者にとって安全・安心な空間を作る枠組みと基盤の上に構築されます。すべてにおいて、健全性、安全性、プライバシーを考慮し、Metaは、政府、産業界、学術機関の専門家と協力し、メタバースにおける問題と機会について検討を重ねていきます。

今、ビジネスとして何ができるか? メタバースの到来を見据えつつも「今」への集中を疎かにしない

ビジネスとの関わり方に対する人々の期待は変化しました。それに合わせて、モバイルインターネットが、体験をパーソナライズする新たな手段を提供しました。私たちはメタバースがこの流れを推し進め、その過程においてMetaのテクノロジーが大きな役割を果たすことになると考えています。

ただ、モバイルインターネットがそうであったように、ビジネスチャンスは生活者の行動から生まれます。だからこそ、Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppのどれを使用するにしても、新しい取り組みや実験、オーディエンスの拡大によって、目の前の機会を捉えてビジネスの成長を継続することが重要です。なぜなら、これらのプラットフォーム上で築くつながりは、メタバースに引き継がれるからです。ビジネスの歴史上、偉大な成功を収めているブランドは、生活者のニーズの変化を把握することで進化し、時代を超えて価値ある存在であり続けています。ビジネスは、FacebookショップやInstagramショップで新たなコマースチャネルを立ち上げるか、Spark ARでフィルターを作成することで、メタバースへの歩みを進めることができます。顧客が自宅にいながらにして商品のイメージをつかめる拡張現実広告を作ってみるのもいいかもしれません。

最後に、Connect 2021のイベントをまだすべてご覧になっていない場合は、こちらで録画をご視聴いただけます。


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