・Facebook Connectivityの取り組みにより、3億を超える人々がより高速なインターネットアクセスを提供。そして、さらに次の10億人をつなぐための新しい技術を開発
・本日、高速インターネットへの公平なアクセスを確保するために、海、陸、空から世界中に展開できる革新的な技術に関する最新の開発状況を紹介
インターネットが私たちの生活や仕事にますます浸透していく一方で、人々のオンライン環境を実現するための技術は追いついていません。その結果、一人当たりのデータ消費量は毎年20〜30％増加しているにもかかわらず、世界の半数近い人々は、インターネットへのアクセスが十分でないか、まったくアクセスできない状況にあります。
この課題を解決し、より多くの人々に、より高速で信頼性の高いインターネットアクセスを提供するためには、新たな技術的ブレークスルーが必要です。Facebook Connectivityは2013年以来、パートナーとの提携やさまざまなプログラム、製品により、3億を超える人々に高速なインターネットアクセスを提供してきました。そして本日10月6日（日本時間）、報道関係者向けのイベント「Inside the Lab」にて、世界のインターネット通信容量を陸海空から大幅に拡大することを目指した当社の接続技術のいくつかについて、当社のエンジニアが最新開発状況を紹介しました。
- 海底ケーブルは、大陸をつなぎ、グローバルなインターネットの基盤となります。新たに敷設される大洋横断ケーブルは、2000年代に敷設された大西洋横断ケーブルの200倍の容量を提供します。この大洋横断ケーブルは、アフリカ、欧州、アジアを結ぶ世界最長の海底ケーブルシステムとなる「2Africa PEARLS」など、最近の他の海底ケーブルの拡張を基盤として構築されるものです。
- 光ファイバーインターネットを地域に普及させるために必要な時間とコストを削減するために、電線を移動して光ファイバーケーブルを巻き付けるロボット「Bombyx」を開発しました。最初の発表以降、Bombyxの軽量化と高速化が進み、より機敏に動くことができ、世界中の光ファイバーの敷設に係る経済性に抜本的な影響を与えることができると考えています。
- 「Terragraph」は、光ファイバー並みのインターネット接続を無線で提供するソリューションです。すでにこの技術は、アラスカ州アンカレッジで6,500以上の世帯に高速インターネット環境を提供するために利用されており、世界で最も孤立した都市のひとつであるオーストラリアのパースでも展開が始まっています。
高速で信頼性の高いインターネットアクセスを3億の人々に提供するというマイルストーンを達成できたことを誇りに思っていますが、これで歩みを止めるつもりはありません。さらに次の10億人がインターネットにアクセスできるようにするには、今までとは異なるさまざまなアプローチが必要です。また、人々がメタバースのような新しい仮想空間でより没入感のある体験を求める中、信頼性が高く、手頃な価格のインターネットに、誰もがアクセスできるようにする必要があります。この取り組みは、デジタルでつながった世界が経済、教育、社会にもたらすメリットを誰もが受けられるような、公平性の高い世界を築くための基盤になると考えています。
接続技術に関する詳細は、Tech@blog（英語）をご覧ください。