Facebook社は7月14日(米国時間)、クリエイターがFacebookやInstagram上で制作するコンテンツで収益を得られるよう、2022年末までに10億米ドル以上を新たな取り組みやインセンティブプログラムに投資することを発表しました。
当社が提供するプラットフォームでは、アーティストやファッションインフルエンサー、新進気鋭のエンターテイナーなど、様々なクリエイターが活躍しています。Facebook社では、最近米国でリリースしたLive Audio RoomsやBulletinのようなクリエイティブツール、有料のオンラインイベント(日本は対象外)やアフィリエイト機能(米国でのみテスト中)など、クリエイターのコンテンツ収益化をサポートする機能の開発を続けると同時に、活動を始めたばかりの次世代のクリエイターにも価値を提供したいと考えています。
今回の投資には、対象となるクリエイターが当社のクリエイティブツールや収益化ツールを使用して一定のマイルストーンを達成した場合に支払う新しいボーナスプログラムや、クリエイターがコンテンツを制作するための準備資金の提供などが含まれます。1人でも多くのクリエイターが当社のプラットフォーム上で持続的かつ長期的な成功を収められるように支援することが目標です。
新しいボーナスプログラム
若手から著名人まで、利用者が楽しめる魅力的なコンテンツを投稿している意欲的なクリエイターの活動を後押しし、収益化を支援するために、様々なボーナスプログラムを新たに導入します。プログラムの内容は季節ごとに更新し、今後時間をかけて拡充する予定です。
先日発表したように、日本ではInstagramのバッジ機能のテスト対象であるクリエイター向けに同様のプログラムを導入しており、バッジ機能を使って所定の条件を満たすと、一定の金額がクリエイターに支給されるようになっています。他にも下記のようなボーナスを導入済、もしくは今後導入する予定です。
- IGTV広告ボーナス:クリエイターがIGTV広告(クリエイターが投稿するIGTV動画の冒頭に広告を表示し、収益の一部を受け取ることができる広告)に登録すると、1回限りの報酬を得ることができます。*日本はIGTV広告が未導入のため、ボーナスも対象外
- リールサマーボーナス:クリエイターが投稿したリール動画の再生回数に応じて報酬を得ることができます。*今後数週間のうちに米国で開始予定
また、Facebook上でも導入済のFacebookスターチャレンジをゲームクリエイターに拡大するほか、インストリーム広告を利用している一部の動画クリエイターに今後4ヶ月間にわたってボーナスを提供するなど、様々なプログラムを導入します(すべて日本は対象外)。
このようなボーナスプログラムは、クリエイターがどこで、どのようにように収益を上げられるのかが明快であることを重視して開発しました。また、様々な要素を考慮し、透明性を担保するため、下記のガイドラインを設定しました。
- オーセンティック(本物)であること:利用者が楽しめる、独自かつクオリティの高いコンテンツを制作しているクリエイターに報酬を提供するようにプログラムを設計し、当社のコンテンツ収益化ポリシーに準拠していないコンテンツには報酬は提供しない
- あらゆるクリエイターがアクセス可能であること:著名人から若手まで、キャリア面で異なるステージにいる世界中のクリエイターを対象とし、様々な機能やクリエイティブツールを通じて収益の機会を提供できるよう、多様なプログラムを目指す
- シンプルで、アクションが取りやすいこと:クリエイターが自身のビジネスを成長させるために行動を起こしやすい内容で、要件も分かりやすく提示すること
Facebook社は今回の投資によって、クリエイター支援に関する様々な取り組みを加速させ、彼らが持続可能なビジネスを構築できるようにサポートしていきます。また、プログラムを導入することで、Instagramのバッジ機能やIGTV広告による広告収入の獲得、ビジネスとの協業をサポートするブランドコンテンツやクリエイターが自身のEC事業を成長させることができるショップ機能に加えて、Facebookにおけるインストリーム広告やFacebookスター、ファンサブスクリプション、有料オンラインイベントによるファンサポートなど、現在拡充しているツールを補完します。
クリエイターの収益化支援は、適切なツールやプログラムを構築しながら長期的に取り組むべき分野であると認識しています。個々のプログラムについては、対象となるクリエイターや応募方法などの詳細が決まり次第、情報をお知らせします。既に国内で導入しているInstagramのバッジ機能に関するプログラムはヘルプセンター、Facebook社が提供するクリエイターの収益化支援に関する機能やプログラムの詳細はこちらのページをご覧ください。