Workplace

WorkplaceとServiceNowが連携し、リモートで働く従業員のEXを向上

リモートで働く従業員や現場従業員が
より連携し、デジタルワークフローを改善するための機能を提供

Facebook社は11月18日(米国時間)、企業や組織内のコミュニケーションの活性化・業務効率化をサポートするコラボレーションプラットフォームのWorkplaceとServiceNowとのパートナーシップを強化し、SaaS分野で最も急速に成長している両社で増加するリモートワーカーを支援するための最新のソリューションを発表しました。連携強化を通じて、より多くの従業員が次世代のテクノロジーにアクセスできるようにし、特に現場で働く従業員のエンプロイー・エクスペリエンス(EX)に企業が注力できるよう変革を推進します。まずは英語での提供を開始し、2021年3月以降に日本語を含む多言語での提供を開始する予定です。

ServiceNowとWorkplaceは共に、世界中の信頼性の高い大企業にサービスを提供してきました。本日より、ServiceNowは、Workplaceのコラボレーションプラットフォームに新たな生産性を高める機能を追加するとともに、ワークフローテクノロジーを新たな顧客に向けてさらに拡大します。両社の共同顧客には、Sun Life FinancialやPetco、Telenorが含まれます。

Sun Life Financial社のサービスマネジメントエクスペリエンス担当アシスタントバイスプレジデントであるBarbara J. Mitchell氏は次のように述べています。「当社はWorkplaceとServiceNowを長年利用しています。そのため、両社の連携強化には大きな期待を寄せています。両社が連携した新たな機能を活用することで、コミュニケーションの効率化や社内プロセスの自動化を実現し、EXを向上できることを期待しています」

既存機能であるVirtual Agentの連携版では、従業員がサポートをリクエストする、進行中のリクエストのアップデートを受け取る、Virtual Agentが対応できない場合に担当者に連絡する、といったプロセスのすべてをWorkplaceを離れることなくできるようになります。この機能に加えて、今回の連携により以下の機能が追加されます。

WorkplaceのバイスプレジデントであるJulien Codorniouは次のように述べています。「ServiceNowというすばらしいブランドと、パートナーシップを強化できることを光栄に思います。ServiceNowとWorkplaceが連携することで、働く場所や雇用形態に関わらず、組織の従業員一人ひとりに最高のテクノロジーを提供することが可能になります。世界中の企業がニューノーマルに適応していく中で、分散化が加速しています。本社だけでなく会社全体のコミュニケーションギャップを埋めるためのデジタルツールは、企業の成功に不可欠です。とりわけ、世界中の労働人口の80%を占める、デスクを持たない現場で働く従業員にとって重要です。両社共同の取り組みによって、特に現場の従業員に対して、よりシームレスにサービスを提供すること、そしてWorkplaceが自動化と生産性の分野に参入することを大変うれしく思っています。今回の連携は、当社のすべてのお客様にとって変化を生み出すものになるでしょう」  

MITによる調査では、優れたEXを実現している企業は顧客満足度が2倍になり、収益性が25%向上することが判明しています。ITツールは、デスクワークを行う従業員と現場で働く従業員の双方が、簡単に活用できること、連携できること、そしてモバイル対応であることが重要です。

ServiceNowのバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー HR Service Delivery担当であるGretchen Alarconは次のように述べています。「今日、従業員があらゆる場所で働らき、先進的な企業は従業員とのつながりやエンゲージメントを保つために、テクノロジーを取り入れています。当社はWorkplaceと連携することで、他部署との連携不備の解消や、生産性の向上、EX改善といったお客様の課題解決を支援をできることを大変うれしく思っています」

新型コロナウイルス感染症におけるパンデミックを通して、従業員を大切にすることが会社にとって重要であることが判明した一方で、適切なコミュニケーションとEXの実現には、すべての部署間の組織的な取り組みが必要です。IT、人事、総務のリーダーは他部署との連携不備を解消し、連携したテクノロジーに投資をすることで、包括的でつながりを保ち、より生産性の高い組織を育てる必要があります。両社のパートナーシップにより、企業はこれまでの複雑な環境がシンプルになり、従業員を第一に考えるより有意義な職場のコミュニティを構築し、競争力を高めることができます。

グローバルの独立系アナリストであるJosh Bersin AcademyのJosh Bersin氏は次のように述べています。「EXや働き方改革、従業員の幸福は、2021年に向けて企業にとっての最優先事項です。しかし、これはITや広報、人事が部門を超えて連携することで初めて実現できます。ServiceNowとWorkplaceは、今後数年間にわたって、様々な場所で働く従業員や現場の従業員にとって不可欠になるであろう連携と生産性のギャップを埋めるために必要なデジタルツールを提供しています。」

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