Meta

子育てをする親がコミュニティを発見・参加するのに役立つ 新しいグループタイプ「子育てグループ」を発表

ひとりの子どもが育つのに多くの大人の知恵と力が必要だと言われていますが、大多数の人にとって子育ては孤立した経験になりがちです。物理的に他人と距離を置かなければならない状況では、子育てはさらに困難になる場合があります。しかし、娘を持つ父親、ひとり親やテクノロジー業界で働く母親など、どのような親に対してもFacebookグループでは子育てをする親同士でつながり、サポートや教育、リソースを共有するための安全な場所を提供します。

こうした子育てに関するコミュニティをさらに支援するために、新しいFacebookグループタイプ「子育てグループ」を提供します。子育てグループでは、親同士がより簡単に、安心して参加できるようにすることで、適切なコミュニティが見つけやすくなります。

本日より、管理者が子育てグループのタイプを選択した場合、子育て体験にあわせてカスタマイズされた3つの機能が使用できるようになります。新機能では、より安心して自分の個人的な経験について話し、より簡単に自分にとって重要なコンテンツを見つけることができ、さらに他のメンバーにアドバイスを求める・共有するといったことが可能になります。

  • 匿名の投稿 
    • 子育てグループのメンバーが身元を明かさずにデリケートな話題を投稿できるように、Facebookの子育てグループに匿名投稿機能を追加しました。これは子育てをする親から、オープンに共有することに抵抗がある話題について話し合う方法がほしいという声を受け、追加されたものです。例えば、金銭的な問題や子どもの死に関するフィードバックを共有したり受け取りたい場合、匿名で投稿することで、このような話題についての話し合いがしやすくなります。
  • バッジ機能
    • 新しいバッジ機能を子育てグループに追加し、メンバーが子育てのどの段階にいるかをグループのメンバーに示すことができるようになりました。バッジをつけることで、自分と同じような状況の人を簡単に見つけ、つながることができるようになります。バッジには、「新米ママ/パパ」や「出産準備中の親」などがあり、同じような状況にある人たちとより親密につながることができます。
  • メンタリング
    • また、メンタリング機能を、このグループタイプを選択したすべての子育てグループに拡大しました。子育てグループの管理者がオンラインメンタリングプログラムを選択・作成し、メンバーが申し込みをすることで、メンターを探したり、メンターになったりすることができるようになりました。メンバー同士でペアを組んで、妊娠、転居、転職といった人生の節目に助言し合うことができます。

現在、日本ではFacebook利用者の65%の人が新しいことを学ぶ素晴らしい方法として、Facebookグループを高く評価し、64%の人が少なくとも毎週Facebookグループに参加しています。子育てに関しても様々なグループが立ち上がっており、今回発表する新しいグループタイプ「子育てグループ」が同じような状況にいる親同士で助け合い、学び合う場所として役立つことを願っています。

今回の発表に伴い、福井大学 友田明美教授よりコメントをいただいております。

【新型コロナウイルス感染症の影響による育児の変化とSNSの可能性について(福井大学  友田明美)】

緊急事態宣言解除後、学校を再開するところが増えていますが、依然としてリモートワークが続くなど、親子で家の中で過ごす時間が増えています。健康面や経済面の心配が続き先が見えない中、親も子も不安が募り、気持ちが滅入ってしまうことが増えました。通常であれば、「家族や親戚、友達、ご近所さん、NPOやさまざまな子育て支援機関にSOSを出して、家庭だけで子育てを抱え込まないで」と言うところですが、外出自粛が少しずつ解除されても非常に難しい状況です。

それでも、インターネットなどを使ってできるだけ外とつながり、外部の力を借りて欲しいと思います。近い将来、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波が来ると予想されていますが、そのたびに必要になってくる巣ごもり生活は「ソーシャルディスタンシング」(社会的距離拡大戦略)とも言われますが、本当は「フィジカル」(身体的)な距離を取りつつ、こういう状況だからこそ「ソーシャル」(社会的)な距離はむしろ近付けることが必要です。マルトリートメント(避けるべき子育て)を防ぐために、子育てを家庭だけで抱え込まない方がいいという観点から、Facebookの「子育てグループ」などに期待しています。

友田明美(福井大学 子どものこころの発達研究センター 発達支援研究部門 教授

熊本大学医学部医学研究科修了。医学博士。同大学大学院小児発達学分野准教授を経て、2011年6月より現職。同大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長兼任。専門領域は、小児発達学、小児精神神経学、社会融合脳科学。プロフィールはこちらよりご覧いただけます。

Facebookは今後も機能の拡充やコミュニティの支援に取り組んで参ります。



Facebookでは、表示されるコンテンツや広告のパーソナライズ、広告の測定、セキュリティの確保のためにCookieを使用しています。サイトをクリックまたは閲覧することで、FacebookによるFacebook内外でのCookieの使用に同意するものとします。コントロール方法など、Cookieの使用に関する詳細はこちらをご覧ください: Cookieポリシー