今日、リモートワークへのシフトが加速し、幹部から世界の労働人口の8割を占める最前線で活躍する従業員まで、役職を問わず、テクノロジーの革新によって、あらゆる人がつながりを維持し、生産的な業務を遂行できるようになっています。WorkplaceやOculusといったプラットフォームや端末は、経済的な機会が地理的要因に依存しない時代、どこにいるかではなく何をするかが問われる時代を見据えて構築されたものです。そして今、その時代が始まろうとしています。
Facebook社もリモートワークに移行しており、多くの従業員は最も効率よく作業できる場所を自身で選択して働いています。その一方で、あらゆる従業員にとって、より柔軟かつ公平で、先進的な働き方を実現するためのテクノロジー基盤を継続的に構築しています。組織内のすべての人がつながり、効率的な働き方を可能にするWorkplaceは、有料利用者数が昨年10月から200万人増え、500万人を超えました。また、同僚とつながるためのFacebookグループである仕事用グループは、発表後6ヶ月で既に月間アクティブ利用者数が2,000万人を超えています。そして本日、Workplaceでのコミュニケーションをさらに容易にする新しいビデオ通話機能や、VRを活用したトレーニングやコラボレーションの初期の要望にお応えするOculus for Businessを広く利用可能にします。
Workplaceルーム: ビデオ通話の手間を軽減
Workplaceルームは、従業員同士が直接会えない状況でも、仕事を円滑に進め、つながりを保つための簡単かつ安全なミーティングスペースです。Workplaceのアカウントを持たない方や社外の方も含め最大50人まで招待が可能で、時間無制限でビデオ通話を使用できます。チームミーティングやオンライン飲み会、あるいはクイックな一対一の通話でも、Workplaceチャット、グループ、ニュースフィードもしくはPortalから、ビデオ通話用のリンクを簡単に作成し、チャットや投稿、メール、テキストメッセージで共有できます。画面共有機能を使えば、リアルタイムで簡単に共同作業ができます。
ルームを作成する際、他者の参加を避けるためにロックをかけたり、自発的なおしゃべりを促進するために参加を自由にしたり、もしくは不適切な参加者を削除することができます。セキュリティのため、ルームを作成するごとに新しいリンクが生成され、有効期限が切れるとそのリンクを再度使用することはできません。
Live Producerで制作価値を高める
Live Producerは、デスクトップからWorkplace上でライブ配信をするための新機能で、より高い質と優れたコントロール性、双方向性を備えています。ライブ動画の配信予定の設定や、画面の共有、Q&A機能を使って視聴者から質問を受け付けたり投票ができるようになります。また、自動キャプション機能を用いることで、ライブ配信時に字幕をつけることができます。この機能は英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、そしてスペイン語で利用可能です。動画の自動翻訳機能も備えており、上記の6つの言語内であれば相互に翻訳することが可能で、世界中の従業員が同じ内容を理解することができます。ライブ配信後にその動画をオンデマンドで配信する際、字幕に変更を加えたい場合は編集することもできます。
Oculus for Businessで社内にVRを
Oculus Questの発売以降、VRの需要はエンターテイメントだけでなく、没入型のある職場でのトレーニングやバーチャルミーティングなどにも広がっています。Nestle Purinaの営業担当者は、VRを使用して小売店のディスプレイを視覚化し、出張を減らしながら営業チームを招集しています。 Johnson & Johnson Institute は、Oculusを使用した外科医のトレーニングを行い、患者の転帰を改善しています。Hiltonでは、従業員が複雑なホテル運営をより深く理解するために、インタラクティブなシミュレーションを使用しています。現在、より多くの企業がVRを利用し、業績を向上させることが容易になっています。
Oculus for Businessプラットフォームは、VR導入時のセットアップと管理のためのソフトウェア、カスタマイズされたヘッドセット内の体験、エンタープライズ水準のカスタマーサポートを提供しており、現在一般に提供開始されています。Oculus for BusinessはWorkplace上に構築されており、Workplaceのセキュリティ基盤とプライバシー慣行に準拠しています。詳細は、Oculusブログをご覧ください。