Instagramは9月17日(米国時間)、今年6月に日本で提供を開始した「ショッピング機能」をInstagramストーリーズにも拡大することを発表しました。また、Exploreページ(検索機能がある虫眼鏡アイコンのページ)にショッピング機能を利用した投稿のみを紹介するチャンネルを追加します。
利用者の80%以上が何らかのビジネスをフォローしていることからも分かるように、Instagramは利用者にとって、家族や友人と交流するだけでなく、興味・関心に近いビジネスと繋がり、新しい商品やサービスの情報を得る場所でもあります。現在、毎月9000万を超えるアカウントがショッピング機能を利用した投稿をタップし、商品タグを表示しています。
今回の発表により利用可能となる機能は以下の2つです:
ショッピング機能をInstagramストーリーズにも拡大
今年6月から一部のビジネスを対象に試験運用を行っていたストーリーズにおけるショッピング機能を、本日より世界46カ国のビジネスに向けて展開します。フィード投稿と同様にショッピングバッグのアイコンがついたタグをタップすると、Instagramアプリ内で商品の詳細をすぐに確認することができます。
現在、世界で毎日4億以上のアカウントがストーリーズを利用しています。ビジネスによる活用も盛んで、最も閲覧数の多いストーリーズ投稿の3分の1はビジネスによる投稿です。
今回、ストーリーズのショッピング機能導入に先駆け、試験運用にご協力いただいたテストパートナー各社より以下の通りコメントをいただいております。*社名アルファベット順
株式会社ベイクルーズ EC統括
セールス&サービス Div. デジタルコミュニケーション Sec. 馬來 真知子氏
「Instagram ストーリーズは、動画や加工を工夫することで、ブランドの世界観をより深く伝えることができるツールだと感じています。ストーリーズでもショッピング機能が導入されたことで、Instagramが顧客とのコミュニケーションチャネルとしてだけでなく、販売チャネルとしても今後成長することを期待しています。」
GMOペパボ株式会社 minne事業部 事業部長 阿部雅幸氏
「普段はストーリーズの特性を活かし、イベントの様子をリアルタイムで投稿したり、テーマ毎の作品紹介などに活用しています。ショッピング機能の導入以降、作品に興味を持ってくださった方がスムーズにminneのサイトまでたどり着いていただけるようになり、フォロワーとのエンゲージメント向上にも一役買っていると感じています。」
Exploreページにショッピングチャンネルを追加
ショッピング機能を利用したフィード投稿を集め、それぞれの利用者にパーソナライズして表示する「ショッピングチャンネル」をExploreページ内に追加します。毎日、世界で2億以上のアカウントがExploreページを訪れており、ファッション、ペット、インテリア、スポーツなど、様々な分野の投稿を発見しています。ショッピングチャンネルでは、利用者がすでにフォローしているビジネスや興味に沿ったアカウントのショッピング投稿が表示され、簡単に買い物を楽しむことができます。この機能は今後数週間をかけてロールアウトされます。
ショッピング機能の導入に必要な条件:
- ビジネスで、提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な商品を販売している
- Instagramアカウントがビジネスプロフィールに移行済みである
- Instagramアカウントが所有権のあるFacebookページと接続されている
- Facebookページでショップセクションを追加もしくはビジネスマネージャでカタログを作成している(あるいはカタログ作成をサポートするBASE、EC-Cubeなど国内事業者のECプラットフォームや、フィードフォースのマーケティングツールdfplus.ioなどと連携する)
- 上記の要件が満たされると、アカウント審査が行われ、製品のタグ付けができるようになります。
Instagramのビジネス利用についてはInstagram Businessをご確認ください。