Instagramは2月1日(米国時間)、昨年3月に提供を開始したインスタグラム ストーリーズ広告において、複数のクリエイティブを同時に掲載できるカルーセル形式を追加したことを発表しました。これまで広告主が1つのストーリーズ広告において表示できるのは、1つの画像や動画、リンク、またはコールトゥアクションのみでしたが、今回のアップデートにより、1つの広告内に最大3つのクリエイティブやリンクを追加することが可能となります。
インスタグラム ストーリーズの導入以降、多くの利用者が没入感の高いフルスクリーンのフォーマットを活かし、クリエイティビティ溢れるストーリーズ投稿をシェアしています。ビジネスによる利用も盛んで、最も閲覧されているストーリーズ投稿のうち、3分の1はビジネスによる投稿です。複数の写真や動画を連続してシェアするという、これまでコミュニティに向けて提供してきた機能をビジネスにも拡大することで、広告主はストーリーズ広告においてより柔軟にクリエイティブなアプローチをすることが可能になります。
今回のアップデートにより、ビジネスはストーリーズで人気の傾向にある以下の要素を、広告にも取り入れることができるようになります。
- 連続したストーリーテリング – コンテンツを、消費されやすい、短いチャプターごとに構成
- 複数のメディアを活用 – 様々な写真や動画をミックスすることで、物語や演出に深みを出す
- 同じテーマの内容をグループ化 – 同一カテゴリのコンテンツを一つのストーリーとして見せる
今回のアップデートは、Gap、Paramount、California Pizza Kitchenなどのグローバルパートナー企業から順に提供を開始します。
Instagramプロダクトマーケティングディレクターであるスーザン・ローズ(Susan Rose)は次のように述べています。「今回のアップデートにより、Instagramを利用する200万の広告主は、ストーリーズ広告におけるクリエイティブをより豊かに表現することができます。ひとつの広告に複数のコンテンツを使うことで、例えばサスペンス映画のプロモーションとして、次第にスリルが高まっていく様子を複数の動画で表現したり、ファッションブランドが同じコートのコーディネートをいくつも見せて着回しやすさをアピールしたり、様々なビジネスによる活用が考えられます。今後、クリエイティビティにあふれるストーリーズ広告を目にするのを楽しみにしています。」