Instagramは、2016年8月15日(米国時間)、ビジネスコミュニティに向けて「ビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」「投稿の宣伝」という3つのビジネスツールを、最初の2つは全世界で、そして「投稿の宣伝」は日本を含む35カ国で導入することを発表しました。これら3つのビジネスツールは、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでは今年5月に発表しており、今回の導入によって、さらに多くの国々でご利用いただけるようになります。
Instagramは情熱をビジネスに変えることができる場です。Instagram利用者の50%が何らかのビジネスとつながっており、Instagram上でブランドや商品の情報を得る利用者は60%、Instagram上の投稿に触発されてウェブサイトを訪問したり、商品やサービスを探したり、購入したり、友人に紹介するなどのアクションを起こす利用者は75%以上という調査結果が出ています。このように、利用者はInstagram上で様々なビジネスとコミュニケーションをとっています。
その中で「利用者とより円滑にコミュニケーションを取りたい」というビジネスコミュニティからの要望は以前から多く聞かれており、何百ものインタビューを重ねた結果、「利用者とつながる方法を選択できること」、「インサイトを得ること」そして「新規顧客を見つけること」という3つの課題が明らかになりました。今回発表するビジネスツールは、これらのニーズに応えるものです。
今回追加する3つのビジネスツール:
- ビジネスプロフィール
「ビジネスプロフィール」は、Facebookページを持っているビジネスであれば誰でも無料で使うことができる機能です。電話やメッセージ、メールなど、利用者がビジネスにコンタクトするときの方法をビジネス側が選んで設定することができるほか、店の位置情報も載せることができます。これまで、Instagram上で利用者がビジネスと直接コミュニケーションを取りたいときには、主にコメント欄への投稿が使われていました。しかし、投稿へのコメントはタイムリーに追うのが難しく、内容を読んで選定する手間もかかるため、利用者が直接コンタクトできるように誘導する機能が必要でした。
また、「ビジネスプロフィール」を設定することで、下述の「インサイト」へアクセスすることができるようになり、「投稿の宣伝」機能の利用も可能になります。
- Instagramインサイト
一般的な広告分析結果はマーケティングに応用するにはあまりに膨大で難しいため、多くのビジネスが、より簡単にインサイトを得られる方法を必要としていました。Instagramインサイトを使えば、自社のInstagramアカウントのフォロワーに関する情報や、どの投稿の反応が良かったかなどをモバイル機器から簡単に確認することができます。フォロワーの属性や興味を知ることで、より彼らにとって関連性のあるタイムリーなコンテンツを提供することが可能です。
Instagramインサイトには次のような内容が含まれます:
- インプレッション数: 投稿が閲覧された合計回数
- リーチ: 投稿を見たユニークアカウント数
- ウェブサイトクリック: ビジネスプロフィールに登録されているウェブサイトのリンクをタップしたアカウント数
- フォロワーアクティビティ: フォロワーが1日にInstagramを利用する平均回数
- 投稿の宣伝
「投稿の宣伝」機能を使えば、エンゲージメントが高かったオーガニックの投稿を、モバイル機器から広告として出稿し、より多くの顧客とつながりたいというビジネスのニーズを満たすことが可能です。すでにInstagram上でシェアした投稿を選び、コールトゥアクションボタンを追加したあと、ターゲットを自分で選択するか、Instagramのおすすめするターゲットを選ぶだけで、簡単に投稿を宣伝することができます。広告の出稿期間も指定可能です。
これらの機能によって、Instagram上でビジネスを拡大することが今まで以上に容易になります。より詳しい使い方については広告ヘルプをご確認ください。