Instagram

インスタグラムの広告主が全世界で20万突破

インスタグラムは2016年2月24日(米国時間)、全世界での広告主が20万を突破したことを発表しました。昨年10月にセルフサーブ型の広告提供を開始し、世界中のあらゆる規模のビジネスで利用可能になった結果、20万以上の広告主がインスタグラム上で消費者にリーチし、コミュニティの興味を喚起するような広告を通じてビジネスを成長させています。

ビジネスに最適な場所として

人々はインスピレーションや新たな発見を求めてインスタグラムを訪れており、それにはビジネスが発信するコンテンツも含まれます。実際、インスタグラム利用者の60%はインスタグラム上で商品やサービスについて情報を得ていると回答しており、75%はインスタグラム上の投稿に触発されてウェブサイトを訪問したり、商品やサービスを探したり、購入したり、友人に紹介するなどのアクションを起こしています(1)。コミュニティがビジネスから発信されるコンテンツの価値を見出しているだけでなく、広告主にとっても、ブランド認知度向上から売上増加まで様々なビジネスゴールに沿った成果が得られるのがインスタグラム広告です。

グローバルコミュニティへのリーチ

インスタグラムなら、興味・関心に基づいたターゲティングとビジュアル・ストーリーテリングを組み合わせることで、世界中に広がる多様なコミュニティにリーチすることも可能です。広告主の75%は米国外の企業で、その拠点は200カ国以上にまたがっていますが、これらの広告キャンペーンも有意義な結果を出しています。

例えば、ドイツのスーパーマーケットであるREWEは、同社の商品を使って作る簡単な食事のクリエイティブを作成し、若い母親をターゲットにして広告を展開。おいしそうな写真と印象的なテキストで、広告想起がニールセンの平均より6.1倍も高い、37ポイントの上昇を記録しました。

また、腕時計のEコマース会社であるShore Projectsは、インスタグラムを通じてロンドンを拠点としたローカルな小規模企業からグローバル企業へと成長しました。同社にとってキーとなる地域に住む利用者にターゲットを絞って広告を打つことで、今では100カ国以上に商品を出荷し、世界中の小売店で同社の商品が販売されています。

中小企業のビジネスに貢献

インスタグラムで成功を収めているのは大企業だけではありません。ブラジルに拠点を持つPetLoveというペット関連商品のECサイトは、自社モバイルアプリのインストール数増加を目指していました。フェイスブック広告で成果を出した後、同社は同じターゲットオーディエンスに対してインスタグラム広告を実施。その結果、他のデジタルチャネルに比べ、インストール単価が30%削減されました。

また、Framebridgeという額縁を低価格で手軽に提供している米拠点の企業はインスタグラムのパートナーであるAmpush Mediaというマーケティング企業と組み、潜在的リピーター層や生涯顧客になりうる層を新規開拓しました。過去30日以内に同社ウェブサイトを訪問した人、60日以内にカートに商品を入れたもののチェックアウトをしていない人々をターゲットに、「Shop Now」のボタンを含む一連の写真広告を実施したところ、1人あたりの新規顧客獲得にかかる費用が71%も減少しました。

日本での活用について

リクルート住まいカンパニーが運営する不動産ポータルSUUMO(スーモ)は、若年層全体をターゲットに、インスタグラムの特性を考慮した動画クリエイティブをフェイスブック社と共同制作。趣味にこだわる女性3人の住まいと暮らしをリアルに表現した動画がブランドイメージのリフレッシュに貢献しました。この動画の平均再生率は20%を達成し、広告想起も高いもので44ポイント、ブランド認知度は6ポイント上昇しました。

また、2015年11月に2,000万ダウンロード達成を発表したフリマアプリ「メルカリ」は、ダウンロード数のさらなる向上を目指してインスタグラム広告キャンペーンを実施。「広告らしくない」クリエイティブがインスタグラム利用者の心をとらえ、他メディアでは広告に反応しない層へのリーチに成功しました。フェイスブック広告のみ出稿していた期間と比べて53%もインストール数が向上し、インストール単価(CPI)は38%減と大幅なコストカットを実現しました。

SUUMO                                                           メルカリ

こうした事例はインスタグラム上で広告主ができることのほんの一例です。今後もインスタグラムの広告フォーマットやサービス内容を充実させていくとともに、世界中のビジネスがインスタグラムの利用者とつながり、様々な方法でビジネスを拡大していくのを楽しみにしています。

こちらからもご覧いただけます:フェイスブック ニュースルームページ(日本語)

http://ja.newsroom.fb.com/news/2016/02/instagram_200k_advertisers/

国内外のインスタグラム広告事例はこちら:インスタグラムforビジネス(日本事例のみ日本語)

https://business.instagram.com/

(1)2015年11月に実施したインスタグラム調査より