Facebookは2月11日(米国時間)、音声なしの動画広告に自動でキャプションを生成する機能を追加したことを発表しました。まずは米国・カナダから使用可能となり、順次各地域で導入を進めていきます。
この新機能は、広告作成ツール内で作成した動画広告に自動でキャプションを付けることができるものです。Facebookの調査では、モバイルフィード上の動画広告が、期せずして大きな音声で再生された場合、80%もの人々が、広告主及びプラットフォームに対して否定的な反応を示すことが明らかになっています。一方で、動画にキャプションが付いている場合、再生時間は平均より12%も長くなることがわかっています。動画広告のキャプション自動生成は、広告主の負担を軽減しながら、同時に広告効果のさらなる増大が見込める機能です。
さらに、動画広告のレポーティング及び出稿オプションを追加致しました。
- 新しい広告効果測定指標:ページインサイトから、どれだけの人が動画を音声付で再生したかの割合(%)を確認することができるようになりました。今後は広告インサイトページからも同様に数字を閲覧できるようにしていきます。
- Moat分析データ閲覧/In-view Buying: 昨年秋から一部地域で導入していた2つの機能が、全世界で利用可能となりました。Moatは広告分析のパートナーシップ提携企業で、独自にFacebook広告の効果測定を行っています。またIn-view Buyingは、ニュースフィード上の広告が上から下までスクロールされた場合のみをインプレッションとして数え、その分の広告料金を支払う仕組みです。In-view Buyingは2月下旬までに全世界で利用可能となります。
キャプションを使うことで音声なしでも広告メッセージを伝え、ビジネス目的を達成した優れたキャンペーンの例として、 Kleenex’sとAbsolut’sをご紹介します(いずれも英語)。
このニュースの詳細はFacebookのビジネスブログFacebook for Businessをご覧ください。