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Inside the Lab:VRでの視覚的リアリティを追求するMetaの開発の舞台裏

Metaは6月17日(日本時間)、最新のVRディスプレイ研究開発に焦点をあてたイベント「Inside the Lab」を開催し、研究開発の詳細と視覚的な臨場感をより感じられるように設計された一連のヘッドセットのプロトタイプについて紹介しました。

現在、提供しているVRヘッドセットで体験できる3D映像は進化していますが、現実世界で見るものとはまだ異なる点が多くあると思います。マーク・ザッカーバーグが昨年秋に説明したメタバースにおけるビジョンを実現するためには、これまでにないタイプのVRディスプレイシステム、つまり、現実世界と同じくらい鮮やかで詳細な視覚体験を提供できる、非常に高度で軽量なディスプレイを構築する必要があります。VRヘッドセットに表示されたものを現実世界と見分けられるかどうかを判定する「ビジュアルチューリングテスト(Visual Turing Test)」と呼ばれるテストをクリアすることがVRディスプレイ研究の最大の目標です。

Reality Labs Researchのディスプレイシステム研究 (DSR) は、Douglas Lanmanの指揮のもと、8 年間にわたり、ビジュアルチューリングテストをクリアするために必要な 4 つの主要課題、フォーカス、解像度、歪み補正、ハイダイナミックレンジ(HDR)にそれぞれ対応する一連の VR 研究プロトタイプを構築するために結集してきました。

目標は、これらの技術をすべて、現存するどの製品よりも軽くて薄いデバイスに収めることです。そこで、これまでで最も薄く、最も軽いフル機能のVRヘッドセットのプロトタイプHolocake 2を開発しました。

最終的には、これらの技術をすべて統合し、ビジュアルチューリングテストをクリアするために必要な視覚的要素を、快適に利用いただけるヘッドセットに統合することが私たちの目標です。私たちのMirror Lakeのコンセプトデザインは、そのゴールへのひとつの道筋となる可能性を持っています。

VRディスプレイ研究とプロトタイプに関する詳細は、Tech at Meta blog(日本語)をご覧ください。