Meta

責任あるメタバースの構築に向けて

執筆者:
Andrew Bosworth(アンドリュー・ボスワース)Facebook Reality Labs 責任者
Nick Clegg(ニック・クレッグ)Global Affairs and Communications 担当副社長

2022年9月14日更新(米国時間9月13日9:00AM更新)

「XRプログラム・研究基金(XR Programs and Research Fund)」が支援する新たなパートナーシップと進捗状況についてお知らせします。

現在のパートナーとの活動におけるハイライトは以下の通りです。

本日、新たに10団体のパートナーを発表しました。

2022年5月18日更新(米国時間5月18日6:00AM更新) 

メタバースのための製品と体験の構築を続けるにあたり、Metaは、新しく加わった世界中の研究・プログラムパートナーの詳細を公開しました。

2021年10月1日投稿

Facebook社は、人と人をより結び付ける、人間のつながりに根差したテクノロジーを開発しています。Facebook社が支援する次世代コンピューティング・プラットフォームの構築において、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)やコンシューマー向けハードウェアの開発は、物理的な距離やデバイスの有無に関係なく、人と人とのつながりを深めていくことに重要な要素となるでしょう。

メタバースとは?

「メタバース」とは、同じ物理的空間にいない人々がともに創造し、探求することのできる仮想空間を意味します。そこは友人との何気ない時間、仕事、遊び、学び、買い物、創作活動などを楽しむことができる空間です。必ずしもオンラインで過ごす時間をさらに増やすためのものではなく、オンラインで過ごす時間をより有意義なものにすることを重視しています。

メタバースは、ひとつの企業が単独で構築できる空間ではありません。インターネットと同様に、Facebook社の存在の有無に関わらず、メタバースは存在します。また、一夜で構築できるものでもありません。この空間を完全な形で実現するには、今後少なくとも10年から15年はかかると言われています。今すぐ参入を望む人々にとってはもどかしいことですが、「メタバースはどのように構築されるべきか」という難問について十分に検討することが重要だと考えています。

責任あるメタバースの構築に向けて

Facebook社は、政府、業界、学術界の専門家とともに、メタバースにおける課題と可能性を検討してまいります。メタバースの成功には、各種のサービス間に強固な相互運用性を構築し、さまざまな企業が提供するコンテンツを連携させることが重要です。また、人権や市民権の保護を支援するコミュニティを早期に巻き込み、あらゆる人々の権利が保護されるよう、テクノロジーを構築していく必要があります。

Facebook社は以下の分野などでさまざまな外部の人々や団体と協力しながら、リスクの予測やその適切な対処法を模索してまいります。

 XRプログラム・研究基金の設立

これからの長い道のりを見据え、その出発点としてFacebook社は「XRプログラム・研究基金(XR Programs and Research Fund)」を設立しました。さまざまなプログラムや外部機関による研究に2年間で5,000万ドルを投資することで、メタバース構築の取り組みを支援します。この基金を通して、業界のパートナー、人権保護団体、政府機関、非営利団体、学術機関と協力し、これら次世代のテクノロジーをどのように責任を持って構築すべきか検討してまいります。

Facebook社は、最初のパートナーとして以下の団体を支援しています。

また本取り組みの一環として、Facebook社は世界中の学術機関との独立した外部研究を支援しています。

今後もさらに多くのパートナーとのコラボレーションや進捗状況をお伝えしてまいります。