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Oculusのログイン方法に関するアップデートとソーシャルVRの展開について


Facebook社は8月18日(米国時間)、Oculus製品のログイン方法について、重要なアップデートを発表しました。2020年10月から下記のように変更になります:

2023年1月1日をもってOculusアカウントのサポートを終了します。その時点でアカウントを統合していない場合も、製品を引き続き使用することが可能ですが、すべての機能を使用するには、Facebookアカウントが必要になります。購入したコンテンツを引き続きお楽しみいただけるように善処しますが、一部のゲームやアプリが作動しなくなる可能性があります。これはFacebookアカウントを必要とする機能が含まれていたり、購入したアプリやゲームのサポートの終了を開発者が選択していたりすることが要因となります。今後リリースされるOculus製品は、Oculusアカウントを持っている場合でも、Facebookアカウントが必要となります。

 Facebookのアカウントとパスワードを使用し、Oculusにログインする方法を1つにすることで、VR内で簡単に友達を見つけ、つながり、一緒に遊ぶことができます。ソーシャルVRには多くの可能性があると考えています。今回のアップデートによって、利用者が既にFacebookで利用している人気機能の多くをOculusでも利用可能となります。また、今後は、世界を探索し、遊び、創造することができるHorizonのように、Facebookを利用したマルチプレイやソーシャルな体験を、VRでも提供できるようになります。大半の利用者はすでにFacebookアカウントでOculusにログインし、チャット、パーティー、イベントなどの機能を利用したり、Oculus Venuesでライブ体験を楽しんでいます。さらに、プラットフォーム間での共有がより容易になります。例えば、Facebook上でのVR体験をライブストリーミングやシェアができるオプションを提供しており、まもなくVRアバターを他のFacebookアプリやテクノロジーで使用できるようになります。

Facebookアカウントでログインした場合でも、独立したVRプロフィールを作成したり管理したりすることができるほか、Oculus上の友達にFacebookの名前で検索されたくない場合は、Oculusの設定で 「自分のみ」を選択し、表示することもできます。また、投稿の許可を与えるか、設定を更新することにより、Facebookプロフィール、またはタイムラインに投稿するVRアクティビティに関する情報を選択することも可能です。さらに、複数の利用者が各自のFacebookアカウントを使って同じ製品にログインできる機能を導入し、それぞれの情報を保持したままヘッドセットを友人や家族と簡単に共有可能にする予定です。

Facebookアカウントに基づくVRプロフィールと認証によって、コミュニティの安全を守り、保全のための更なるツールを提供することができると考えています。Oculus行動規範を別個に設ける代わりに、Facebookのコミュニティ規定と、VRに焦点を当てた新しいポリシーを追加します。これにより、VR特有の課題を慎重に考慮しながら、悪質な行為の報告においてより一貫性のある方法を提供し、人々の責任を明確にすることで、プラットフォーム全体の環境を整えることが可能になります。Facebookがプライバシーと安全のためのツールを新たに追加する際には、Oculusでもそれらを適用し、その恩恵を受けることができるようになります。

今回の一連の変更の内容を反映させるため、利用規約とプライバシーポリシーを更新しますが、その変更が有効になる前に利用者にその内容を通知します。今回のアップデートはOculusのプラットフォームがFacebook社によって提供されていることを明確にし、利用者のデータの管理方法に関する情報などを含みます。以前、ブログで公開(英語のみ)したように、Facebookアカウントを使用してOculusにログインしていただくことにより、Facebook社はVRや他のプロダクトに関する利用情報を活かした体験の提供や改善を行っていきます。この情報は、広告を含むパーソナライズされたコンテンツの表示にも活用され、例えば、Oculus Eventsのお勧めや、Facebookアプリやテクノロジーに関する広告、VRアプリ開発者からの広告などを表示することに活かされます。

これらは重要な変更であることから、早い段階で利用者の皆様にお知らせしています。Facebookアカウントでログインしないことを選択した既存の利用者には、2023年のOculusアカウントのサポート終了に際してアップデートを行います。また、本件に関するよくある質問内容についてはこちら(英語のみ)をご覧ください。