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2019年 ダイバーシティに関する年間報告書:ダイバーシティとインクルージョン推進のための取り組み

過去6年間、Facebookでは、単なるキャッチフレーズとして以上のダイバーシティやインクルージョンを実現するため様々な取り組みを行ってきました。Facebookという組織が大きく成長するにつれてそのアプローチも進歩しました。

Facebookは、これまで以上に多様な労働環境作りを行い、私たちの仲間をサポートすることを重視しています。彼らは日頃からより良い製品を作り、Facebookのプラットフォームのコミュニティにサービスを提供しています。教育パートナーシップディレクターであるLaurynは、TechPrepCodeFwdなどFacebook主催の活動や、CodePath.org、United Negro College Fund (UNCF)、Historically Black colleges and universities (HBCUs) といった組織との連携を通じて、様々な人々にコンピューターサイエンスやプログラミングを学習する機会を提供しています。サプライヤーダイバーシティの責任者であるJasonは、社員食堂の運営からデータセンターの建設、グローバルなイベント制作まで、Facebookのサプライチェーンでダイバーシティとインクルージョンの両方を確保できるよう努めています。

Facebookにおけるデザイン選択にも、ダイバーシティの観点は重要です。すべての人にとって使いやすいデザインを考案することは、意思決定や製品そのものを改善することにつながります。InstagramのデザインディレクターであるIanは、米国や現在の日本でのキャリアの中で、様々な観点を持つ多様なチームを信頼して最高の製品を作ってきました。何をデザインするのかだけでなく、どのようにデザインするかにも意識を向けることが重要になります。Facebookは、テクノロジーにおけるデザインの倫理性とイノベーションの信頼性に取り組んでいます。プロダクトデザインの責任者である Margaretは、多様な視点と、社会的、政治的背景に対する広い視野を持つことが、デザインの手法に大きく影響を与えると強調しています。

こうした人々と、彼らの仕事、そしてFacebookとしての取り組みが社会に変化をもたらします。Facebook リソースグループは積極的なコミュニティ作りとともに、Managing Bias(マネージングバイアス (偏見))、Managing Inclusion(マネージングインクルージョン)、Be the Ally Circles(ビー・ザアライ(仲間)サークル)、Managing a Respectful Workplace(マネージング・リスペクトフルワークプレイス (尊重し合える職場環境))、Efficacy Training(エフィカシートレーニング)などのプログラムでスキルを磨き、専門的な能力の開発を支援しています。

現在、より多様なバックグラウンドや経験を持つ人、さらに多くの人種の人、女性が技術分野およびビジネス分野において活躍しより多くのマイノリティーとされてきたグループに属する人がリーダー層として働いています。中でも注目すべきなのが、女性リーダーを雇用し、社内で育てることに力を入れることで、リーダー層に女性が増えたことです。過去数年間で新たにリーダー層となった女性の大半は内部昇進しています。また、2014年以降、Facebookで働く黒人女性の数は25倍に、黒人男性の数は10倍に増えました。重要なことは、Facebookが組織の成長と同時に、お互いを思いやり、尊重し合える職場づくりに懸命に取り組んできたことです。

退役軍人の人たちがFacebookで活躍できるようサポートするMilitary Skills Translatorなどのプログラムや、Vets and Allies Facebook Resource Groupによるメンターシッププログラムを提供することで、退役軍人への取り組みを推進し進めています。Facebookでは退役軍人の数が引き続き増加し、従業員の2.2%を占めるようになったことを誇りに思っています。

Facebookでは、LGBTQ+コミュニティへのコミットメントやサポートも強固なものになっています。Facebookは、Human Rights Campaign (HRC) が定めた2019年度のCorporate Equality Index (CEI)で100%を獲得し、LGBTQ+の人達にとって最も働きやすい企業に選ばれました。この最高スコアを5年連続で獲得しています。HRCの評価は、Facebookのコミュニティとそのアライ(仲間)がFacebookの従業員のために、また世界中のFacebookのプラットフォームにおいて、LGBTQ+インクルージョンを優先することに全力で取り組んだ結果です。自主調査によると、米国を拠点とするFacebookの従業員の約8%が自身をLGBTQ+のいずれかと認識しています。

あらゆるバックグラウンドの人々が成功できるインクルーシブな環境を作るFacebookの取り組みは、今も進歩を続けています。Facebookは、誇りをもって次のようなパートナーシップの提携や投資を行っています。 

これらの活動をしっかりやり遂げることができたら、どんな可能性が広がるでしょうか。

Facebookは、今後5年間で、従業員の50%以上が女性、黒人、ヒスパニック、ネイティブアメリカン、太平洋諸島の人々、複数の民族的ルーツを持つ人、障がい者、退役軍人で構成されるような会社になることを目指しています。その一環として、世界のFacebookで働く女性の数と米国で働く黒人およびヒスパニックの従業員数を2倍にすることを目標としています。そうすることで、Facebookのプラットフォーム、サービス、製品において、そうしたマイノリティーとされてきたの人たちの意見を反映し、彼らにより良いサービスを提供できる会社となり、Facebookのミッションをさらに推進し、それに伴う責任に応えられる温かいコミュニティを築くことができるはずです。

これらは壮大な目標であると同時に、非常に重要な目標でもあります。こうした目標はFacebookの進歩を記録し、成功を測るための具体的な方法の一つとなります。責任も伴いますが、間違いなく進歩のための鍵となります。

これをしっかりやり遂げることが、Facebookと、Facebookの従業員が働き、生活するコミュニティや国にとって必要不可欠です。私たちは新しいことに挑戦し続け、それを達成したいと考えています。「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」ということわざがあります。みんなで行くことこそが、Facebookが目標に到達するための唯一の方法です。2019年のダイバーシティに関する年間報告書はこちらです。