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嫌がらせを防止する新機能を導入

Facebookは12月19日(米国時間)、安全なコミュニティをつくるための取り組みの一環として、Facebookでの嫌がらせを防止するための新機能を導入すると発表しました。

今回、紹介する2つの新機能は、Facebookの利用者や、嫌がらせをうけた女性やジャーナリストなどを代弁する組織からのフィードバックをもとにしています。

新機能:

• 望まない接触の防止
ブロックした相手が、新しいアカウントや、すでに持っている別のアカウントから、友達リクエストやメッセージを送るなど、迷惑な接触を試みようとした場合、事前にその動きを察知し防止します。

•  メッセージの移動
送信者をブロックせずに、メッセージを無視して、自動的に受信箱からメッセージを取り除くことができるオプションを提供します。

Facebook上でのいじめや嫌がらせは以前から禁止されています。利用者は、何か不安を感じたり、不愉快な経験をされたときは、Facebookに報告することができます。報告の内容を確認し、コミュニティ規定の違反が認められた場合は、コンテンツの削除、アカウントの無効化、コメント機能の制限などの措置をとります。また、利用者は何を誰とシェアするかを設定することができ、誰が自分とコミュニケーションをとれるかも選ぶことができます。

望まない接触の防止

利用者からアカウントをブロックしても、同じような嫌がらせを違うアカウントから受けてしまうという声をいただきました。今回の新機能は、このような嫌がらせを防止するためのものです。

あるアカウントがブロックされた場合、Facebookは、ブロックされたアカウントの保有者が持つ他のアカウントから、ブロックした利用者に対し接触できないように、措置を講じます。

このようなアカウントは、最初にブロックされたアカウントに関連づいていることが多いのですが、Facebookは、このようなアカウントから、アカウントをブロックした利用者にメッセージや友達リクエストの送信などができないようにします。ブロックした利用者から、このようなアカウントに接触する場合は、通常のやりとりを行うことができます。

この機能は、すでに導入されている偽アカウント防止のための機能に追加されるものです。Facebookでは、偽アカウントを発見し、削除するためのシステムの構築と更新を日々行っており、これが、Facebookの方針に違反したアカウントからのコンテンツの拡散を抑制するのに役立っています。毎日、何百万もの偽アカウントを登録の時点でブロックしています。

メッセージの移動

嫌がらせを受けた場合、その相手をブロックすると、さらなる嫌がらせ、特にオフラインでの嫌がらせを誘発してしまうことがあります。また、家庭内暴力の被害者を支援する団体からは、メッセージを見ることで、さらに嫌がらせを受ける可能性があるかどうか知ることができるという指摘を頂いています。

新機能はこのような問題への対策を目的としており、ブロックをしなくても、メッセージの通知自体を削除することができます。メッセージを無視すると、そのメッセージは受信箱で保存されるのではなく、「メッセージリクエスト」というフォルダの中の「フィルター済みメッセージ」で表示されます。メッセージを無視するには、そのメッセージを長押しして、次に「その他」をタップし、「無視する」を選択します。この機能を使うと、メッセージを読んだかどうかを送信者に知られることなく、そのメッセージを読むことができます。現在のところ、この機能は1対1の会話だけに使用できますが、間もなくグループ内でのメッセージにも使用できるようになる予定です。

専門家との協力

また、Facebookは様々な分野の専門家と協力しながら、安全に関する指針などのリソースを提供しています。

一例として、アメリカのNational Network to End Domestic Violenceと協力し、家庭内暴力の被害者に関する新しい指針をまとめました。その他にも、過去1年間にインド、アイルランド、ケニア、オランダ、スペイン、トルコ、スウェーデンおよびアメリカの150人以上の安全対策の専門家にご協力いただき、さらに改善できる点についてご意見をいただいています。

また2017年1月には、Facebookジャーナリズム・プロジェクトとの会議を開催しました。Facebook上で彼らがジャーナリストだったからこそ経験したことについて、理解を深めるためです。この会議の成果として、本日発表した機能に加えて、Facebook上でアカウントを保護し、身を守るのに役立つジャーナリスト向けのリソースを提供しています。

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